普通ってなに? あのテスト、こんな採点ならいいのでは?

日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。

 

昨日、英語のテストの疑問をつぶやいたら、Clubhouseでディスカッションが始まりました。

普通ってなに? あのテスト、こんな採点ならいいのでは?

こちらの、昨日の記事をTwitterでシェアしたら、Clubhouseでお世話になっているオーストラリア在住のリップさんが反応してくれました。

IB(国際バカロレア)教育にも詳しく、日本でもっと答えのない問について考えるようになればいいのにと常々おっしゃっているリップさんには、今回の英語のテストの採点が納得いかなかったようでした。

 

早速、今日の午後、Clubhouseで意見交換をさせていただきました。

 

こちらの部屋で、結局2時間近くお話させていただきましたね。

(上記リンクから録音が聞けますので、お時間あるときにぜひどうぞ!)

 

冒頭は、普通は悲しいって思うよね、そうじゃない回答だったのでバツでした。という先生にたいして、「普通ってなに?」と。

自分の考えを書いてバツにされ、さらにそれが生徒間で話題になるようだと、結局だれも、自分の考えではなく、先生が喜びそうな答えをかくようになるよねと。

 

もしくは、正解を1つにしたいのなら、最初から「自分の気持」を答えなさいではなく、「傘を無くして悲しかった」を英訳しなさいと書いたほうがいいよねとか。

 

 

ただ、リップさんの素敵なところは、文句だけ言うのではなく、こうした問題や採点なら子どもたちが英語を嫌いにならなくて済むのに~というアイデアも一緒に出してくれるところです。

 

今回のケースだと、問題がどんな問題だったらよかったのかな?という問いとともに、リップさん自身からは、

「イラストで状況を提示、その絵を見て、できるだけ多くの英文で解説しなさい」なんて案がでました。

英検準2級の面接でありそうな問題ですね。

 

他にも、独創性も捨てがたいし、文法の正確性にもこだわりたい先生向けに、

「独創性、正確性、英文量などの採点基準をあらかじめ提示し、いろいろな答えに対して、採点基準に照らして点数をつける」

なんてものもありました。

 

独創的な回答には高得点がつくし、さらに点をあげたかったら、しっかり正確な英文を、数多く書くことが求められるなんて問題なら、生徒たちも、楽しみながら回答をしてくれそうです。

 

こんな感じでとっても楽しくも、学びの多い2時間でした。

 

 

最後に、こんな感じで、学校で理不尽な採点をされる経験は、決して少なくないと思います。

そんなとき、一番身近な保護者の方が、「先生が間違いと言っても、私は正解だと信じてるから安心してね!」と声をかけてあげてくださいね。

その一言で救われる生徒はかなり多いと思いますよ!

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