自塾の「放牧メソッド」について簡単にまとめてみたいと思います。
日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。
「放牧メソッド」をまとめてみました。
過干渉でもない、放置・放任でもない、ちょうどいい距離感が「放牧」です。
自塾の取り組み「放牧メソッド」について、きちんとBlogでご紹介したことがなかったなと思い、書いてみたいと思います。
最近の保護者さんは、お子さんに失敗させたくないからと、どうしても「過干渉」気味だったりします。
で、それじゃいけないっていうと、今度は極端に「放置・放任」になってしまったり・・・
このちょうどいい感じの子どもとの距離間を表す言葉って、いいのがないなって思ってたときに出会った言葉が「放牧」なんですよね。
自塾で「放牧メソッド」を実施するにあたって気をつけているのは、以下の3つです。
・「選択の自由」
生徒に自分で考えてもらい、何を学ぶか、どうやって学ぶか(ICT教材だったり、学校のワークだったり、教科書だったり、マンガだったりw)、どれくらい学ぶか、などなど全てを決めてもらっています。
広い牧場で自由にしている羊たちとおんなじですね。(笑)
・「絶妙な距離感」
集団授業のように一方通行で教える形の関わり方でもなく、個別指導のように横について個別に説明するわけでもない、生徒との間には絶妙な距離感を保っています。
生徒の変化にはしっかり気づき、変化を驚いたり、行動を認めたりするものの、常に監視しているわけではなく、なにかあったら気付ける程度に学ぶ姿をぼんやり眺めている感じですね。
生徒たちも、自分を信じてくれているのがわかっているからか、自由だからといって遊んだり何もしないという生徒はいないですね。
・「安心安全な場」
生徒たちには理不尽に叱られない「安心安全な場」を提供しています。
せっかく生徒たちに決めてもらっているのに、私の方から「いやいやこっちをやるべきでしょ」って言ってしまったら生徒たちは自分で決めなくなってしまいます。
生徒を信じ、生徒に任せる。生徒が自分で決めれるようになるまで、保護者さんにも待ってもらうよう声がけをし、生徒たちが安心して自分で選べるような環境を心がけています。
当塾では、これらを生徒たちが感じることができるので、「やらされる勉強」ではなく、「みずから学ぶ」ようになってくれます。
「放牧」の一番のポイントは、自ら動くまで待つことですからね。
これは保護者さんにもお願いしていることです。
失敗はさせてもいいと思っている保護者さんでも、失敗するのが分かっているケースだと、失敗するのを待てずについつい口を出してしまいます。
例えば、学校の課題。
どうやらまだ課題が終わっていなさそうって時に、言わないでおこう・・・って思いつつ、ついつい、「まだ課題終わっていないんでしょ!」って言ってしまうお母さんは多いですね。
放置・放任ではないので、言うなとは言いません。
でも、言うのであれば、子供を信じて、「課題どう? テスト勉強頑張ってね!」ってお子さんがやっていることを信じて声がけをしてあげましょう。
終わっていないと思ってたらお子さんから、「とっくに終わって今は自分の勉強してるから大丈夫!」って言われるかも知れません。
逆に、まだ終わってなくても、「大丈夫、ちゃんとやるから」という返事があったら、後は信じて待ちましょう。
塾でも、生徒たちに課題について声がけをしますが、特に課題チェックをする日を設けなくても、生徒たちに毎回「課題どう?」って聞くだけで、今の進捗状況をキチンと教えてくれますね。
そのうえで、今日は、この教科を終わらせるつもりなのでご安心を!とか言われたりしますから(笑)
そのうち、テスト1週間前には、課題はすっかり終わって自分の勉強をたっぷり取れるようになっていきますね。
生徒を信じたうえでする声がけって、生徒にも伝わっているんだなと思っています。
もちろん、生徒たちを信じるためにも生徒たちが正しく考えられるように「考え方」を手渡して上げる必要があると思っています。
どうしたらいいかわからないのに、自由にしていいよって言うのは子供が迷ってしまいますからね。
その「考え方」の道具が「方眼ノート」による思考法です。
方眼ノートの思考法があるからこそ、安心して生徒たちに全て任せることができているんだと思っています。
「放牧」の適切な距離感と、「方眼ノート」の思考法。
この2つがあって始めて当塾の「放牧メソッド」が成り立っていると考えています。
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