國立先生&飯田先生の英単語本、小学生が実際に使ってみた感じはどう? 

日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。

 

話題の単語本、実際に使ってみての感想です。

目次

國立先生&飯田先生の英単語本、小学生が実際に使ってみた感じはどう?

昨日から小学6年生に、こちらの英単語本をプレゼントして、実際に取り組んでもらっています。

初日は、質問もほとんどなく、自学自習の形で進められましたが、2日目になっていくつか質問をもらいました。

 

最初の質問はこちらのページ。

少し早く進んだ女子からの質問です。

疑問文の並べ替えがわからない・・・って。

 

 

実は、単語トレーニングと言いつつ、英文法の基本的な形も学べる仕組みになっているんですよね。

じつは、並べ替えの前のページはこんな感じ

ちゃんと、疑問文の作り方として、習った単語(今回は、dancing  climbing shopping singing と言った~することを学んでいます)を使って、

「~するのは好きですか?」

という文を作るようになっています。

 

で、このなぞり書きのページは、あまり頭を使わずに、サクッと覚えるだけですみますが、次のページではこうなります。

どんな語順で並び替えればいいのか、ちゃんと頭を使って考えないと書けないようになっているんですね。

でも大丈夫、分からなかったら前のページを見て、語順を確認すれば自分でも正解を出せるようになります。

 

こんな感じで、書いて覚えるだけではなく、並び替えがどうなるかもちゃんと頭を使って考えなければいけない仕組みがはいっていました。

 

男子あるあるの「なぜ?」の質問

次の男子生徒からの質問は、「なぜクッキーだけ、複数形のCookies になってるの?」です。

並べ替え問題を見ると、他のお菓子は全部そのままなのに、クッキーだけ、Cookies になっていますね。

特にもとの日本語には、(複数の)クッキーとは書いてありません。

で、生徒が、なぜ?って疑問を持ってくれたようです。

 

これは、男子あるあるの、なぜ?っていう疑問ですね。

特に英語の初期はこうしたなぜ?が数多く頭に浮かぶのが男子の特徴です。

女子は、あまり疑問におもわず「そういうもの」ってスルーできますが、男子は理由がわからないとモヤモヤして先に進めません。

 

今回のお菓子編はクッキーだけが可算名詞で、残りのキャンディやケーキ、チョコレート、ピザ、パイなどはみな不可算名詞なんですよね。

 

こうした、板チョコや大きなキャンディのように割ったり、ホールケーキやピザなど切り分けても食べるものは、数えられないからそのままの形で使うんだよねって、説明して納得してもらいました。

 

飯田先生いわく、あまり解説が多すぎると、やる気を無くしちゃうので、一般動詞とBe動詞の説明以外はほぼ文法の説明をしていないとのこと。

なるほどねって感じでした。

 

男子が使う場合は、こうした「なぜ?なんで?」といった答えにくい質問が出るケースが多いので、わからない時は、お母さんも一緒に考えたり調べたりしてみてくださいね。

お母さん的には、知らないって言うのは勇気がいるかも知れませんが、気持ちで一緒に調べたりすることで、難しい英語に挑戦しているんだねってメッセージにつながると思いますよ。

 

 

この本を手にするような保護者さんは、子どもが英語でつまづく前になんとかしたいと思う教育熱の高いお母さんだと思います。

だからこそ、全部知ってて教えなきゃって思いがちですが、そこは逆に、一緒に勉強させてねっていうスタンスのほうが子どもの学びにもなると思いますよ!

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