今日は日進西中で進路説明会が行われました! その資料から見える公立離れの進み具合とは!

当塾の塾長が送る入試情報です!

日進西中学校の進路説明会の資料を保護者様よりいただきました

この資料から見える公立離れの進み具合をご確認ください!

目次

公立進学比率が9年前の60.2%から、今春は47.5%へ一気に減りました!

今日は、日進西中学校で進路説明会が行われました。

その資料を保護者様より頂いたので、そこから高校選びの現状を分析してみたいと思います。

 

 

ここ数年、進路説明会の資料になかった、卒業生の進路先のリストが今年は久々に復活していました。

個々の個別の進路先ではなく、公立高校/私立高校/その他に大きく分けたとき、どんな割合なのか、3年間でどう変わったのかを見てみたいと思います。

(参考までに、9年前の平成25年度のデータも入れてあります)

進路R4年度比率R3年度比率R2年度比率H25年度比率
公立高校131人47.5%168人54.2%163人55.1%189人60.2%
私立高校118人42.8%125人40.3%111人37.5%110人35.0%
その他27人9.8%17人5.5%22人7.4%15人4.8%
合計276人310人296人314人
表は横スクロールできます

 

いかがでしょうか?

今春(R4年)の公立進学比率が、昨年の54.2%から、一気に50%を割り込んで47.5%と大きく減っていることがわかります。

逆に、私立高校への進学比率は、昨年の40.3%から42.8%に増えています。

 

表をスクロールしてもらって、9年前の平成25年度のデータを見てもらうと、当時は、公立進学比率が60.2%あったことがわかります。

 

多くの保護者様は、公立への進学比率が60%を超えていた頃のイメージが強いかと思います。

しかし、ここ数年、55%前後まで下がってきていたところで、今年は一気に50%を切ってしまいました。

 

ちなみに、名古屋市から通う生徒がいるので、その中学のデータをみせてもらったところ、私立高校への進学が51.5%と半数超えで、逆に、公立高校への進学は40%も割り込んで39.3%にまで落ち込んでいました!

 

公立進学比率が大きく落ち込んでいる理由

公立王国といわれた愛知県で、ここまで公立進学比率が下がってきている理由は、やはり公立高校の魅力が低下していることだと思われます。

 

今の時代、校舎が古く、校則が厳しかったり、通学が不便だったりする学校が多い公立高校は、生徒・保護者から選ばれなくなりつつあります。

特に、夏以降、学校見学に生徒が行った後は、私立高校の設備の充実具合と比べてしまって、公立には行きたくないという生徒の話をよく耳にします。

 

逆に、先日訪問させていただいた愛知商業のように、学びの中身を充実させることで、生徒から選ばれるようになった学校もあることを考えると、公立高校、特に普通科の学校ごとの学びの魅力をどうアップさせていくかがかなり大切になっていくと思われます。

 

もちろん、校舎の見た目や、通学の不便さだけが高校選びの全てではありません。

名古屋市内の公立高校のようにかなり自由な校風の学校では、勉強と部活を両立させて楽しい高校生活を送っている先輩も数多くいます。

学校の持つ空気感、雰囲気といったものは、見た目だけでは判断しずらいので、学校見学をしてみて、自分で実際に雰囲気を感じてみたり、先輩に聞いてみたりしてほしいですね。

 

生徒みずからしっかり考えて高校選びができるよう、学校訪問を積極的に行って、いろいろ情報収集してみましょう!

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