理科の平均が22点満点中 9.9点という結果に！令和４年度 愛知県公立高校入試の平均点は？
こちらが公開された、今年公開された平均点、および、過去の平均点の一覧です。
受検者全体と合格者の平均が掲載されていましたが、こちらでは、受検者全体の平均点のみを掲載しています。
H29年～R４年分は、各教科の満点が22点、五教科の合計が110点 満点ですが、それ以前は、各教科の満点が20点、五教科の合計が100点 だったので、数字を直接比較はできない点に注意が必要です。
R3年はコロナの影響で中学校などにおいて臨時休業が実施されたことを踏まえ、基礎的・基本的な事項をより重視して出題するとされていた影響で平均点がグンと上がりました。
R4年は特にこうした言及がなかったものの、得点を見る限りは、昨年同様の難易度に据え置かれた印象です。
ただ、Bグループの理科だけが、平均が9.9点と、久々に10点を下回りました。
22点満点の平均が9.9点なので難易度が分かりづらいですが、100点満点のテストに換算すると平均が45点となり、かなり難しいことがわかります。
ただし、Bグループは、国語や、社会の点数がAグループに比べ高く、合計では、Aグループよりも平均が高くなっています。
昨年Bグループを受験した受験生は、理科の出来が合否を分けた可能性がありますね。
各教科の満点を100点、五教科合計の満点を500点に換算してみると・・・
また、22点満点、合計110点満点だと、普段のテストと違うので、なかなか頭の中で比較がしにくいので、各教科の満点を100点、五教科合計の満点を500点に換算してみました。
それがこの表です。
これだと、すべての年度で数字がそろっているので、比較がしやすくなります。
（あくまで単純計算での換算です。）
わかりやすくするために、色を付けてみました。
合計点：平均点合計が270点未満 黄色
各教科：平均点 40点未満 赤色
各教科：平均点 50点未満 黄色
各教科：平均点 65点以上 青色
コロナ禍の前R2年度までは、平均50点未満、合計270点未満を表す黄色の欄が多くあり、理科では赤色の欄（H31年の38.6点）の年もありました。
それが、コロナ禍以降一転して、一気に平均点が上がっているに気づくと思います。
こうやって、５教科の平均点の合計を年度別でグラフ化してみるとよくわかりますね。
見事に、毎年のように、R2年までは平均が下がり、難しくなっていたのが、R3年、R4年と一気に戻った感があります。
これまで、こうした推移を示していた、愛知県の公立高校入試の難易度ですが、これが、来年以降問題がマークシートになることで、どう変化するのか、正直なかなか予想が付きません。
一点言えることは、マークシートなったからと言って易しくなるということはないということですね。
このあたりは、解答のマークシート形式が愛知県から発表があったので、じっくり解説していきたいと思います。
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