昨日はClubhouseのコーチング部屋でした。自由とは何? 民主主義の本質について
日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。
昨日は、Clubhouseにてコーチングのお話をさせていただきました。
目次
昨日はClubhouseのコーチング部屋でした。自由とは何? 民主主義の本質について
自分の誕生日である10月1日に、コーチングをもっと多くの方々に知ってもらいたいとの思いで、麻有子さんと私の2人のコーチでクラブを設立しました。
クラブ名は「気付きを促す放牧クラブ」です。
皆さんは、日頃から常識や、世間体など、見えない「何か」に縛られていませんか?
そんなみなさんを「コーチング」を通して、改めて自分を見つめてもらい、気付きを促し、自分を解き放って欲しいという思いを「放牧」というキーワードに込めました。
そして、今日、通算43回目のRoomを開きました。
しばらくは、民主主義について皆さんと一緒に考える部屋を行います。
「子どもたちに民主主義を教えよう」の第3回 ~自由とは何? 民主主義の本質について~
今年からは、工藤校長&苫野先生の共著である「子どもたちに民主主義を教えよう ~対立から合意を導く力を育む~」の本をもとに、参加者の皆さんと一緒に、民主主義について一緒に考える部屋を始めました。
今日は第3回で、民主主義のお話を進める上で大切な民主主義の本質について。
こちらで録音をお聴きいただけます。
民主主義の本質を、哲学者である苫野先生は「自由の相互承認」と「一般意志」の二つの言葉で説明しています。
「自由の相互承認」とは19世紀の哲学者ヘーゲルの言葉で、「一般意志」は18世紀の哲学者ルソーの言葉です。
ヘーゲルのいう「自由の相互承認」とは、「みんな自由に生きたいと願っている。でも、自由をめぐって戦争をしたり、一部の人が大多数の人の自由を奪っていたら、誰も自由に生きられない。だったら、誰もが自由な存在であることを、お互いに認め合うことをルールにした社会を作るしか無い」というものです。
そう、すべての人が対等に自由な存在であることをお互い認め合う。そのことをルールにした社会。それが民主主義の根本原理なんですね。
私の塾は、どの教科を、どの順番で、どんな形で学ぶのかは生徒の自由にまかせています。
そんな私の塾で唯一のルールといえば、「人の学びの邪魔をしないこと」なんですよね。
これってまさに、「自由の相互承認」ができている状態だと思っています。
もう一方のルソーの「一般意志」は、わかりやすく言うと、「みんなの意思を持ち寄って見出し合った、みんなの利益になる合意」のことです。
民主主義で決める法や権力の正当性は、この合意にのみあり、一部の権力者だけ決められた法や権力には正当性は無いと言っています。
しかしながら、学校では、誰かが決めたよくわからないルールに従うことを求められたりしています。
本来民主主義を学べる機会である学校で、真逆の事を教えられたりしてきたんですよね。
民主主義の本質である「自由の相互承認」と「一般意志」。
モデレーターの3人や、スピーカーに上がっていただいたみなさんと一緒に、深い理解ができたと思います。
来週以降も「子どもたちに民主主義を教えよう ~対立から合意を導く力を育む~」の書籍をテーマに議論をしていきます!
放牧クラブでは、これからは毎回、こちらの「子どもたちに民主主義を教えよう ~対立から合意を導く力を育む~」を取り上げます。
日本では、民主主義が正しく根付いていないと著者の工藤校長、苫野さんは書籍の中で仰っています。
そして、日本に民主主義を根付かせるためには、学校で「対話の訓練」をしていくしかないといいます。
では、我々大人はどうでしょうか。
来年から、Clubhouseの中で、大人同士での「対話の訓練」を行い、民主主義とは何かを一緒に考えていきたいと思っています。
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