愛知県公立高校入試倍率 1.84倍!  倍率からも公立離れが見えてきます!

日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。

 

先日、公立高校の出願状況が発表されましたね。その倍率から、愛知県でも公立高校離れが大きくなってきていることがわかります。

目次

愛知県公立高校入試倍率 1.84倍! 過去4年間の推移は?

愛知県は、全国で唯一同時に2校に願書を出し、一連の流れで2校を受験し、一回の合否判定でどちらかの合格(もしは、どちらも不合格)の結果が出るという他県の方からするとよくわからない入試の仕組みをとっています。

一人が2校分カウントされるため、平均の入試倍率は、よくわからない、高い倍率(2倍前後)という発表になります。

ちなみに、詳細な資料を見れば、受験者数が分かるので、受験者数/定員で実質倍率を計算することも可能です。

 

この平均倍率、実質倍率を過去4年分で比較してみると面白い結果になりました。

 

平成29年 平成30年 平成31年 令和2年
募集定員

(前年比)

44,474人

 

43,774人

-700人

42,959人

-815人

42,670人

-289人

受検者数

(前年比)

47,866人

 

46,412人

-1,454人

45,278人

-1,134人

44,151人

-1,127人

平均倍率 1.93倍 1.90倍 1.89倍 1.84倍
実質倍率 1.08倍 1.06倍 1.05倍 1.03倍

 

ちなみに手元の資料で一番古い平成25年は、平均倍率 2.04倍 実質倍率 1.12倍と、とても高い数字だったので、ここからドンドンと下がってきたことがわかるかと思います。

 

定員は、少子化の影響で、中学3年生の人口の減少率に合わせて、私立、公立ともに削減しています。

 

それ以上に受験者数が毎年大きく減っているのは、少子化の影響ではなく、明らかに公立高校を選ばない生徒が増えて来ていることを示しています。

 

この理由は、いくつか考えられますが、大きなものとしては、積極的に私立高校を選ぶ生徒、保護者が増えてきているということだと思います。

 

私立高校を選ぶのにハードルであった学費の面では、保護者の間で補助金の存在の認知が広がってきており、以前ほど費用面で心配する必要がなくなったとこも大きいですね。

 

私立無償化については、国が先行して発表していた時は、世帯年収で590万未満と、ハードルが高かったので、これを理由に選んだというご家庭は少ないかなと思いますが、ほぼ、生徒たちの進路が決まった2月1日に、愛知県が追加の施策を発表し、対象の世帯年収が720万未満が基本無償化に、840万未満が半額補助対象となったので、今年の影響は少ないと思いますが、来年以降、さらに、公立離れが加速し、私立高校を積極的に選ぶ保護者、生徒が増えると思われます。

 

私立無償化で先行した東京都の現状は? 愛知県でも同様な動きが?

先行して2017年に世帯年収が760万未満で私立無償化を発表した東京都でも、翌2018年入試から公立高校志願者が大きく減るようになり、さらに、来年対象幅を910万未満まで拡大するとの発表を受けさらに公立離れが加速するとみられています。

 

また、全体に公立離れが加速しているとはいえ、高校を個別にみていくと、最上位の難関高校や上位高の倍率はさほど変わっておらず、中上位~中位の高校の倍率が下がったようです。

このゾーンの生徒たちが、私学の大学付属高校を積極的に選んだのだろうとみられています。

 

これは、愛知県でもすでに同様の現象が出始めており、名城大付属高校、中京大付属中京高校、愛工大名電高校といった、上位に人気大学を持つ私立高校の一般入試の倍率が上昇してきています。

 

中上位~中位の公立高校に進学して、苦労して一般受験で私立大学を目指すのであれば、高校進学時点から付属の高校を目指したほうが、確実ですからね。

 

先日発表になった、今年の公立高校の入試倍率をみても、軒並み倍率がダウンしていますし、特に、松陰、昭和、名東、菊里、天白、あたりは、過去4年で最低の倍率となっています。

 

このあたりの中上位高は、過去には3倍を超える倍率だったりしたこともあり、受かりにくい高校というイメージが強く、併願高も高倍率な高校が多いため、ダブル落ちという結果にもなりやすい高校群なので、あえて、チャレンジせず、同レベルで、上位に系列大学のある私立高校を積極的に選ぶ方が増えるのはよくわかります。

 

1月末に進路が決まる私立推薦と、3月18日までわからない公立では保護者の負担も相当違います

推薦さえもらえれば(それも2学期の内申だけ!)ほぼ合格が約束されている私立高校の推薦入試は、1月30日に合格発表があり、そこで進路が確定します。

一方、公立受験者は、推薦も一般も、3月5日~10日までの、A・Bグループの学力・面接試験を経て、合格発表は3月18日となります。

その差は、1ヶ月半以上の長い期間となり、その間の保護者の心理的なプレッシャーは相当なものだと思います。

さらに、愛知県は、卒業式が公立高校入試前の3月3日に行われるため、卒業式当日は、進路が決まる前の中途半端な気持ちで迎えることになります。

 

入試でしっかり実力を発揮できるタイプの生徒なら、保護者の方もあまり心配なく入試まで待てると思いますが、広い範囲の実力テストが苦手なタイプの生徒や保護者にとっては、かなりのプレッシャーになるので、できることなら、私立推薦をもらい、早く入試を終わらせたいという気持ちになるかと思います。

 

以前は、そうした生徒たちは、当日点が取れないからと、公立高校の志願先を1ランク落としたりしていたと思いますが、そのあとの大学進学を考えると、公立にこだわらず、大学付属の私立高校を選んだほうが良いですからね。

 

そうして、早く進路を決めた後、ゆっくり高校の授業の先取りをするなどして、高校入学に備えておけば、中学の最後を落ち着いて過ごせます。

 

学力が一番伸びるのは、公立高校入試直前のこの時期です!

ただし、高校入学後の学力を考えると、実は、一番学力が伸びるのは、公立高校入試に向けて頑張るこの時期だったりします。

志望校合格という大きな目標に向け、必死に努力することで、一回りも二回りも成長できます。

 

もちろん、私立推薦組も、プレッシャーから解放されたからこそ、落ち着いて勉強できるというメリットもあります。

過去に、私立推薦組で、この時期にグンと学力を伸ばし、結果高校でもトップクラスをキープした卒塾生がいますからね。

 

逆に、開放感に包まれすぎて、全く勉強をしないまま高校入学を迎えてしまう生徒も多数いるので、注意が必要ですけどね。

 

最後に

入試倍率から、公立王国だった愛知でも、公立離れが進んできていることが確認できました。

とはいえ、受かりやすくなったとはとても言えないレベルの倍率です。

 

愛知の特殊な受験システムの影響で、第一志望高に合格するには、上位高の不合格者より上位の結果を残さなければ合格できません。

第一志望高に絶対に合格するんだという強い気持ちをもって、残り9日間、1点でも多く当日点が取れるよう、努力を続けていきましょう!

 

 

 

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