令和2年度 愛知県公立高校一般入試の志願者数、倍率が発表されました

日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。

 

ついに今年の公立高校入試の志願者数、倍率が発表されましたね

目次

令和2年度 愛知県公立高校一般入試の志願者数、倍率が発表されました

 

この日進西中学校の生徒たちが多く受ける普通科を中心に、今年の倍率を、過去4年間の倍率の推移とともに表にまとめてみました。

 

前年より倍率が上がったところは赤文字に、下がったところは青文字になっています。

【尾張1群  Aグループ 】

H29年度 H30年度 H31年度 R2年度
 旭丘高校 1.43倍 1.68倍 1.56倍 1.78倍
 松陰高校 2.36倍 2.61倍 2.74倍 2.12倍
 昭和高校 2.16倍 1.86倍 2.10倍 1.62倍
 名東高校 2.31倍 2.35倍 2.43倍 2.11倍
 熱田高校 2.91倍 2.43倍 2.73倍 2.63倍
 日進西高校 2.00倍 1.84倍 2.01倍 1.86倍
 豊明高校 1.58倍 1.78倍 1.76倍 1.66倍

 

【尾張1群  Bグループ 】

H29年度 H30年度 H31年度 R2年度
 菊里高校 2.50倍 2.78倍 2.63倍 2.42倍
 天白高校 3.05倍 2.84倍 2.79倍 2.71倍
 名古屋西高校 2.86倍 2.49倍 2.86倍 2.55倍
 東郷高校 1.89倍 1.84倍 1.97倍 1.79倍
 日進高校 1.31倍 1.09倍 1.13倍 1.01倍
 愛知総合工科高校 1.87倍 1.70倍 1.53倍 1.93倍
 名古屋商業高校 2.03倍 2.05倍 1.93倍 2.17倍

 

 

大学入試制度改革の影響か!? 普通科の倍率が軒並み下がりました!

この地域の生徒たちが通いやすい高校が尾張1群に固まっているので、尾張1群のみの主な高校をピックアップしています。

なんと、トップの旭丘を除いて、名古屋市内や、尾張東部にある尾張1群の主な普通科の高校の倍率が軒並み下がっているのがわかります。

 

やはり、大学入試制度が大きく変わることがニュースになったので、上位に大学を持ち、エスカレーターで大学へ進学できたり、指定校推薦枠を多く持つ私立高校に流れたのかなと推測されます。

 

これに、追い打ちをかけるように、来年からは、先日発表された私立無償化の枠の拡大の影響が出てくるでしょうから、より、公立高校の倍率が下がるのではと予想しています。

 

 

逆に大きく倍率が上がったのは、昨年初めての卒業生を出し、京大、名大をはじめ、多くの国公立大学への合格者をだし、また、就職も大手企業をより取り見取りで選べることができた、愛知総合工科高校です。

 

私の母校ということで、過去に、高校見学に行ったときの様子をこちらでまとめています。

今年は、当塾内でも人気で、小さな塾なのに、この愛知総合工科高校を目指してくれる生徒が3名もいます。

 

先日も保護者の方と面談した際、あまり人気がでちゃうと倍率が上がるので困りますね・・・なんて話をしていたのですが、やはり、卒業生の実績のインパクトは大きく、大幅に倍率があがりましたね。

また、商業高校の中でも、名古屋商業の倍率が2倍を超えており、こちらも、ここ4年で最高の倍率になっています。

 

この辺りは、消費税増税や、オリンピック後の不景気を見越して、大学ではなく、専門高校で技術を学び、早く社会に出て働きたいという生徒が増えているのかなと考えています。

 

推薦をもらった生徒は、推薦志願者数に注目を!

倍率と合わせ、推薦の志願者数も、今日の発表資料から読み取ることができます。

普通科の場合、定員の10~15%程度が推薦入試での定員となります。

専門学科の場合は、30%~45%程度と、普通科に比べるとかなり多くの人数が推薦入試の定員となります。

 

自分の志望する高校の定員の10~15%(専門学科の場合は、30~45%)を掛けて出た人数と、推薦志願者数の人数を比べ、推薦志願者のほうが少ない場合、推薦定員未満ということで、合格の確立がかなり高くなります。

 

逆に、定員を大きく超えているよう場合は、推薦での合格に過度な期待をせず、しっかりと当日点が取れるように準備し、一般入試に回されても余裕で合格できるように準備をしておきましょう!

 

セルモでは、今年、2名の塾生が、公立高校の推薦を頂くことができました。

一人は、定員をギリギリ切っていたので、推薦での合格に期待が持てます。

もう一人は、逆に、定員をわずかに超えていたので、推薦での合格も十分可能性はあるけど、一般に回っても大丈夫なよう準備をしておこうと、生徒とも話をしました。

 

 

公表されている推薦入試の定員に幅があり、高校によっては、最小の10%までしか推薦でとらないところもあれば、逆に15%を少しはみ出してもとる高校もあったりします。

数字を見て安心しきって学力テストの勉強の手を緩めてしまうことのないように気を付けましょう。

 

あと2週間! とにかく全力で当日点を1点でも多く取れる勉強をしていきましょう!

倍率をみて、ほっとしてる生徒、頭を抱えてる生徒、色々いあると思います。

 

ただ、倍率に一喜一憂することなく、これから先は、学力テストで1点でも多くとることだけに専念しましょう!

 

笑顔で受験が終われるように、あと2週間、全力で突っ走っていきましょう!

 

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