考えて自分の意見で答える宿題、ステキな試みだと思います!
日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。
先日、中学1年生にこんな宿題が出ました。
考えて自分の意見で答える宿題、ステキな試みだと思います!
「縄文時代と弥生時代の人々とでは、どちらの時代の人々が幸せだと考えますか。
二つの時代を比較して、より幸せだと考える時代を明らかにしなさい。
その際、これまでの学習内容を根拠にして説明しなさい。」
よくある、穴あきのプリント問題で語句を埋めるような宿題ではなく、また、正解が決まっているような記述式ではなく、自分の考えをもとに回答する形式なのがとっても良いなと考えています。
英検のライティングなどではおなじみの形式です。
縄文時代と、弥生時代、どちらが幸せだと考えるかは、何をもって幸せとするかの物差しを変えると答えが変わります。
理由と、具体的な根拠(具体例)を論理的に説明する必要があり、今後の入試においてとくに必要な「思考力・判断力・表現力」を鍛えるよい宿題だと思いますね。
また、考え方、表現方法を自分で考えろと丸投げすることなく、参考にすべき文を一緒に渡して、こういう形式で書くとわかりやすいよと伝えてくれている点も素晴らしいと思います。
こういった問題は、正解が一つではない分、先生方のチェックが大変になると思いますが、それでも、こうした宿題であれば、「思考力・判断力・表現力」が鍛えられるので、ぜひ続けていただきたいと思います。
塾生は、弥生時代のほうが幸せだと思ったようですね。
僕は縄文時代と弥生時代、どちらの人々がより良く幸せに暮らしていけるかを、「今の時代との類似性」を使って比較しようと思います。
今の時代と似ている方が快適に暮らせていると思ったからです。
まず縄文時代は、今の時代とは、違い狩り・採集をしなくてはなりません。
それに比べて弥生時代は、保存・農耕・牧畜・稲作ができるようになりました。つまり狩り・採集をしなくていいんです。
ただ弥生時代には、今の時代にも縄文時代は無い大きな欠点があります。それは争いです。
でも弥生時代には今の時代と同じまとめれる人がいたのです。
食生活が不安定の縄文、食べ物を巡っての争いが起きる弥生時代、めっちゃ迷ったすえ僕は、弥生を選びました。
理由は「今の時代との類似性」が縄文よりも高いと考えられたからです。
以上のこと僕が幸せだと思う時代は弥生時代です。
文はまだまだ稚拙ですが、理由として食生活が不安定の縄文より、争いがあっても、まとめる人がいて、食生活が安定している弥生のほうがよいと考えたようですね。
まずは、文の書き方より、こうした、どちらを選ぶか、その理由は、なぜなら~だからという思考のトレーニングを数多くしてほしいですね。
その上で、どう書いたら伝わりやすいかという書き方のテクニックを手に入れてもらえたらいいなと思います。
先に書き方で、いろいろ指導されてしまうと、考えるのを辞めてしまうので、ぜひそのあたりは、上手に指導いただけると助かります!
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