愛知の公立高校の定員割れが大きく拡大! 2020年度の二次募集は、50校 1,560人に!
日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。
最新(2021年度)の定員割れの状況はこちらへ
今日は、公立高校の定員割れが大きく拡大しているというお話です。
目次
愛知の公立高校の定員割れが大きく拡大! 2020年度の二次募集は、50校 1,560人に!
先週水曜日、愛知県の公立高校の合格発表が行われた当日、2次募集が行われる高校が発表されました。
いわゆる「定員割れ」をおこした高校です。
尾張西部、北部地方の高校では、定員割れをおこした高校が増えてますね。
詳しくは名学館小牧の吉澤先生のブログか、さくら個別の國立先生のブログを参照下さい。
尾張東部での定員割れは、日進高校と東郷高校のみ
日進市がある尾張東部の公立高校では、定員割れの高校は少ないです。
やはり、こちらの地域は、人口が増えている自治体が多く、子どもの数も増えていますしね。
そんな、尾張東部でここ5年毎年定員割れをおこしているのが日進高校です。
正直、日進市民でも通うのが大変な場所にあるのと、だれでも入れるからこそ、行きたくないという気持ちになるのかもしれません。
また、日進高校以外は、ここ数年定員割れの高校がなかったのですが、今年、4年ぶりに定員割れをおこしたのが東郷高校です。
同じく4年前に定員割れをおこした豊明高校も、倍率が低く定員割れの可能性がありましたが、第一希望で併願する子が多い鳴海高校の倍率が2.21倍と高かったので、ここからスライドしてきた生徒で、定員を確保できたようです。
定員割れが増えている理由は? 今後も増え続ける?
愛知県全体の定員割れの人数は、1,560人と、昨年度の1,064人から496人も増えています。
ただ、愛知県全体の定員割れの増加は、志願者数を見れば容易に想像はできました。
こちらの記事で紹介した数字を改めて去年と今年の分だけ抜き出してみます。
平成31年 | 令和2年 | |
募集定員
(前年比) |
42,959人
-815人 |
42,670人
-289人 |
受検者
(前年比) |
45,278人
-1,134人 |
44,151人
-1,127人 |
平均倍率 | 1.89倍 | 1.84倍 |
実質倍率 | 1.05倍 | 1.03倍 |
公立高校全体の定員が289人しか減っていないのに、公立を受験する生徒が1,127人も減っています。
昨年も1,000人以上も定員割れだったところに、さらに公立高校の志願者が減っているので、昨年以上の定員割れということになってしまいました。
最初からもっと定員を減らせばいいと思いますが、そこはお役所仕事なので、毎年、少子化で中3人口が減った分にあわせてきっちり定員を減らしているだけで、私立と公立の人数比率は、基本いじっていませんから、結果、私立が受かりにくくなり、公立では定員割れが増える結果となっています。
前例主義のお役所仕事ですから、来年以降も大きく変わることは無いと思っているので、この傾向は、入試改革が予定されている2023年まで続きそうです。
そうそう、来年以降は、公立の工業高校が全て総合工科高校に名前が変わります。
名前が変わるだけで、高校側の意識も変わるでしょうから、工業高校(総合工科高校)の変化について、注目していきたいですね。
実際、今年は、愛知総合工科高校も倍率が過去最高まで上がり、以前より入りにくくなったと感じています。
普通科、商業科についても、特色あるコースを増やしたりして魅力を高めるなどの工夫をしていかないと、人気の回復が難しいでしょう
無償化や、大学入試を見据えて、私立を積極的に選ぶご家庭が増えているなか、公立高校の動きにも注目していきたいと思っています。
そして、2021年最新の定員割れを状況はこちら。
とうとう、愛知県の高校の半数以上が定員割れを起こしてしまいました!
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