愛知県で私立高校を狙うなら、推薦一択ですね。一般入試は難化傾向です。

日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。

 

今日は、午前中に、名駅で行われた「愛知県私立学校合同説明会」に参加してきました。

そこで感じた、愛知県の私立高校入試の変化についてお伝えしたいと思います。

 

目次

全体を通して、推薦入試希望者の増加と、これに伴う一般入試の難化が進んでいます。

最大で、6校の説明を聞くことができるので、受験可能性、もしくは過去に進学実績のある高校を中心に説明を聞いてきました。

東海学園高校・中部大学第一高校・中京大学附属中京高校・名古屋高校・名古屋国際高校・愛工大名電高校の6校です。

それぞれ、日進から近かったり、人気があったりと、どの高校も受験者が多いのが特徴です。

そのため、全体を通して感じたのは、人気の私立高校は、志願者が増加傾向にあり、それも、滑り止めでの人気ではなく、その学校に通いたいという強い思いを持って受験する生徒が増えているので、結果として推薦での志願者が増えているとのこと。

その結果、定員に対して、推薦枠で多くの生徒を合格させてしまっているので、一般入試での枠がどんどん少なくなり、不合格者を多く出す結果となっているとのお話が多く聞かれました。

また、数少ない一般枠での闘いとなるため、年々、合格目安が上がってきているという学校も。

一部では、大学入試と同様、高校入試でも、定員の厳格化について愛知県からの指摘があり、定員を大きく越えての合格者を出しづらくなっているとの裏話まで。

県立高校を持つ愛知県としては、公立と私立で受験生を上手に分け合えるように定員を決めているのに、私立が予定以上に多く合格をだすと公立高校の定員割れが進むのではと、うがった見方まであります。

定員についての話は、まだ2校からしか聞いていないので、噂話の域をでないですが、ここ数年の、私立の人気の高まりと、公立高校離れ、公立高校で定員割れが増えていることを考えると、さもありなんと考えます。

 

国の助成金増加により、年収約590万未満の世帯は、私学の授業料が実質無料に!

以前、こちらの記事でも書きましたが、国の助成金(就学支援金)が来年度から大きく拡充されます。

 

今のところ、決まっているのは、年収約590万未満の世帯に関しては、国からの就学支援金で授業料分が実質無料になるというところまでですね。

 

590万以上については、これまで通り、愛知県の授業料軽減制度が変更になるかどうかで変わってきます。

 

以下の資料は、名古屋高校のものですが、去年までは、590万未満の世帯に関しても、10,900円の負担があったのですが、ここは就学支援金で無償化が実現しました。

ただそれ以上の世帯は、県の授業料軽減制度に変更がなれけば、以下の通り、負担額が残ります。(以下は名古屋高校の場合です)

年収590万以上610万未満の世帯:実質負担額 10,900円/月

年収610万以上840万未満の世帯:実質負担額 16,400円/月

年収840万以上910万未満の世帯:実質負担額 23,100円/月

年収910万以上の世帯:全額負担 33,000円/月

 

これにより、今まで以上に積極的に私立を選ぶご家庭が増えてくることも予想されます。

 

大学入試改革を受け、高校入試でも民間試験の結果を評価する動きも!

2020年の大学入試改革で特に注目されているのが、英語の四技能測定のための民間試験の活用です。

今回、これに追随する形で、高校入試でも英語の民間試験を活用する学校が1校(中京大学附属中京高等学校)ですが出てきました。

具体的には、英語の民間試験(英検)の取得級に応じた英語の点数化が行われることになりました。

準2級までは、英語の得意な中3生であれば合格できます。

これを持って入試に挑むことで、仮に、当日英語でやらかしても、75点は保証されるということになります。

当日の点数か、資格から換算した点数化どちらか高い方が採用されるので、いい保険になりますね。

 

こうした動きは、来年度以降、他の学校にも広がっていくかもしれません。

そういった意味では、中学時代から、英検など、民間試験に慣れておき、できれば、準2級か、2級ぐらいまで取得できていると入試が楽になりそうです。

 

一方理系では、STEAM選考がはじまります。

こちらは、愛工大名電高校で来年度入試から採用されるSTEAM選考です。
以下の資料の通り、数学、理科の得点を1.5倍して判定するので、数学・理科が得意な生徒が有利になるような入試となっています。

愛工大名電高校では、科学技術科の生徒は、基本愛工大への進学を前提とした7年の高大一貫教育となっています。

当然、愛工大が理系大学ということで、高校の授業もしっかり、数3や、物理の履修があるなど、理系が科目が充実しています。

そういった理系の授業にしっかりついていける生徒が欲しいという現れでしょう。

 

まとめ:私立高校に行きたいのなら、推薦を貰えるように内申UPを!

このように、全員一律の入試を行う公立高校に比べ、私立高校は、各校で独自の入試を行っています。

希望の私立高校があるのであれば、できれば推薦基準を満たせるように内申UPに勤め、推薦での志願ができるようにしましょう。

残念ながら、推薦での志願が難しかった場合は、他の生徒に比べ、内申点でかなりのハンディキャップがあると自覚してください。

当日点で克服するのはかなり難しくなるので、チャレンジ受験と覚悟し、現実的な第2希望校を用意しておきましょう。

 

また、公立高校の滑り止めでの受験の場合でも、一般入試の難化により、滑り止めにならないケースが増えてきます。

推薦が余裕でもらえるぐらいの内申があるけど、公立高校が第一希望だからというケースであれば、滑り止めになりますが、それ以外の内申に余裕がないケースでは、チャレンジ受験と割り切って、確実な滑り止め高校をもう1校用意するようにしてください。

 

 

そうそう、各学校のパンフレットを見ていたら、ウチの塾生を発見しました!

いい笑顔で写っていますね!

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