愛知県公立高校入試 Bグループの学力検査が終了! 理科の出題範囲を予想は大当たりでした!
日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。
本日無事、愛知県の公立高校入試 Bグループの学力検査が終了しました。
目次
愛知県の公立高校入試 Bグループの学力検査の解答速報はこちらを!
友人で、名学館小牧新町校の吉澤塾長が、個人で愛知県から入試当日の各教科の終了直後に問題、解答を入手し、即ブログにアップしてくれました!
今年は、吉澤塾長からの依頼もあって、Aグループに引き続き、数学、理科、英語の分析と解説を寄稿してみました。
数学の分析と解説
大問1
例年より1問増えて10問に。
単純な計算問題はAグループより1問増えて5問となった。
残り5問は比較的容易な関数・確率・図形の小問となっており、結果、大問1での得点は、例年より取りやすくなったと思われる。
面積を求めるのではなく、辺の比からの面積比で解けたかどうか。
CE:EA=1:8、OC:CD=1:2を使って△OCE=1とおいて、残りの面積を比で表すことで解けます
(2)数式を使った証明問題。
これも、nを使った一般化が難しかったと思われる。
(3)グラフの問題
問題の意図が読めれば、グラフも簡単にかけるし、②もグラフを書くことで簡単に求まる。
三平方の定理でAEを求め、中点から、AF=2√5
△ABF=△FBE=16、△BGH:△BGC=1:3から、△BGC=12がわかれば引いた残りが解となる。
(3)空間図形の問題
①△OAB∽△BDAの相似比を用いれば容易に求まる
②Bを頂点とした立体として考えたとき、①より、AD:DO=4:5、底面積の比=体積比となるので立体は、全体を1としたとき4/9と5/9に分割される。
理科の分析と解説(出題箇所はかなり予想が当たりました!)
小問集合
問1、問6の小問の分野はそれぞれ以下の通りですべて中3で習う範囲 どれも基本的な問が多く比較的易しい
エネルギーの問題だけは、やや難しかった。
問1
(1)南中高度(地学)(2)イオン(化学)
問6
(1)エネルギー(物理)(2)遺伝(生物)
生物(大問2)
人の消化酵素、消化器官 基本的な問題
化学(大問3)
水溶液、溶解度の問題
全体に基本的な問題
(3)質量パーセントの計算ができれば容易。
物理(大問4)
電力・熱量の問題
2点問題であるグラフは、電流が3倍になると電力が9倍(上昇温度も9倍)、水の量が3倍になれば、上昇温度は1/3になるので、100g1Aの上昇温度5度×9×1/3=15度上昇が求まる
地学(大問5)
地震の問題
P波、S波の速度の計算ができれば、全体に容易な問題。
Aグループ同様、全体を通してかなり易化しており、平均はかなり上がるのではと予想。
英語の分析と解説
全体を通して、例年からの変化はなし。
リスニングでは、Q2に、寝る前に明日の朝食を尋ねるという会話がありました。この後の行動は朝食ではなく寝ることですね。惑わされなかったでしょうか。
大問1の英作文は、ピクトグラムを見て、外国人にどう声をかけるかを作文する問題。一旦停止をしなければいけない理由を英語で言うのは少し難しいかも。
大問2の空欄補充、
(1)の正解はget になっていますが、go でも正解になると思います。
(3)の夏にもう一度訪れなきゃね!って表現を、それまでの文脈から思いつけるかどうか?
大問3の長文は、情報伝達手段について。後半の伝書鳩の話がどこまで理解できたか。
Cell phone=携帯電話(ガラケー)ですね。
並べ替え問題は、従属節となる部分の主語が長く(using the birds again)、難易度が高かったと思います。
最後の2点問題は、(カ)に惑わされなかったどうかが分かれ目ですね。
ちなみに、長文の内容のもととなったニュースはこちらです。
大問4の会話は、オーストラリアから来た留学生から見た日本の習慣についての会話でした
(2)②のteachers は、マンガなど=日本語の先生 と想像できたかどうか。
全体を通して例年並みの難易度だと思われます。
Bグループの理科の出題分野の予想結果の答え合わせです!
5日前に、Aグループの出題範囲をみて、Bグループの出題範囲を予想したときのBlog記事がこちら。
以下、出題された部分を赤でぬってみます。
こう考えると、Bグループも、同様に、小問集合には、中3の履修範囲が、分野別の大問では、中1中2の履修範囲が出題される可能性が高いと考えられます。
生物分野
動物の分類もしくは人体の血液循環や呼吸、刺激・反応で4点問題、遺伝あたりで1点問題とか。
地学分野
地震か地層のボーリング調査のどちらかで4点問題、天体の日周運動、年周運動で1点問題
物理分野
光、音、圧力で4点問題、ただ、電気の分野も4点問題で出る可能性あり。エネルギーで1点問題
化学分野
沸点融点や、溶解度、状態変化などの1年の分野で4点問題、中和で1点問題。
中3の範囲は全部1点問題、中1、中2の範囲で、4点問題が作られるだろうという部分は完全に的中しました!
さらに、4点問題でも、多くの範囲で的中したので、塾生は試験中にニコニコしていたそうです(笑)
自己採点で、理科の得意な生徒がミスが多く17点だったのに対し、Aグループで8点しか取れなかった生徒が、Bグループでは同じく17点も取ってくれました!
最後まで諦めず、しっかり努力したことへのご褒美かもしれませんね。
明日の面接試験で、すべての入試の日程が終了です。
受験生の皆さん、ほんとお疲れ様でした!
3月18日の合格発表まで、しばらくゆっくりしてください。
ただ、できれば、合格発表前から、高校に向けて動き出せると、高校入学後が楽ですよ!
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