愛知県の高校入試が変わります! 大きく報道されてないけど、大きな変更も!
日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。
先週の金曜日に、愛知県の入試改革について、意見がまとまったとの報道がありました。
目次
愛知県の高校入試が変わります! 大きく報道されてないけど、大きな変更も!
こちらは、東海テレビで報道されたときの、改革内容のまとめです。
今まで、Aグループ、Bグループと2回おこなわれていた学力検査を、A・B共通の1回にすることで、生徒と、採点をする高校側の負担を減らすというものです。
さらに、面接についても、各高校で判断することで、形骸化しつつあった面接を思い切って無くすという判断ができるようになりました。
こうした改革の結果、3月18日前後にあった合格発表が、前倒しされることになりそうです。
と、ここまでが、大きく報道されていた内容です。
大きく報道されてないけど大きな変更内容は、推薦試験の日程と内容、そして特色選抜の新設です。
こうした変更点などは、報道で取り上げやすい部分と、なかなか報道では伝えずらい部分があるので、必ず一次情報を確認するのが鉄則です。
愛知県のHPのわかりづらい場所に議事録がありました。
こちらで内容を確認すると、提言内容が一覧になっていました。
- 1 一般選抜において2校に志願できることについては、現行どおりとする。
- 2 一般選抜における学力検査については、志願者が第1志望校と第2志望校のそれぞれで受検している現行の方式を改め、1回とする。各校において校内順位を決定する際には、その学力検査の成績を資料として使用する。
出題教科は、現行どおり国語、社会、数学、理科、外国語(英語)とする。 - 3 一般選抜における面接の有無については、各高等学校の裁量とする。
- 4 一般選抜における校内順位の決定方式については、各高等学校・学科の特色をより生かすことができるようにする。
- 5 一般選抜の合格者発表日については、現行よりも早めるように努める。
- 6 推薦選抜については、一般選抜の日程の中で実施している現行の日程を改め、早い時期に実施する。
推薦選抜の志願者には学力検査を課さないこととする。 - 7 中学校長の推薦を必要としない、高等学校・学科の特色を生かした「特色選抜」を新たに設ける。
- 8 普通科における学区については、現行どおり尾張・三河の2学区とする。また、群及びグループ分けについては、当面は現行どおりとし、新しい入学者選抜制度の実施後に、時宜を得て検討する。
- 9 外国人生徒及び中国帰国生徒等にかかる入学者選抜については、一般選抜の日程の中で実施している現行の日程を改め、早い時期に実施する。
- 10 海外帰国生徒にかかる入学者選抜については、現行どおり一般選抜の日程の中で実施するが、実施校の拡大を検討する。
- 11 新しい制度の詳細については、入学者選抜方法協議会議において慎重に検討する。
- 12 新しい制度の実施時期は令和5年度入学者選抜からとされているが、上記4及び7については、上記協議会議における検討状況等を考慮し、柔軟に取り扱うことを可能とする。
テレビの報道になかった大きな変更点としては、6番の推薦選抜の日程、内容と、7番の特色選抜の新設です。
特に、推薦選抜については、5年前までは、2月に実施され、学力試験無しの面接のみで合否が決まる形でしたが、4年前から3月の一般入試の日程の中に含まれる形と変更になりました。
これが、今回の提言では、ほぼ元の形に戻しましょうという内容になっています。
公立高校の推薦入試が3月に後ろ倒しになったことで、進路の決定が遅くなり、不安に思った保護者が、積極的に私立高校を選ぶようになったケースも聞いており、受験生の公立離れの原因の一つと考えていたので、この変化は志望校選びに大な影響を与えると思います。
また、詳細がまだ不明なものの、特色選抜の新設するというのも、注目していきたいですね。
こちらも、ユニークな特色検査が実施されれば、公立離れを止める一手になるかもしれません。
これらの変更は、現在の中学1年生が高校を受験する2023年春から実施される予定です。
現在の中学1年生とその保護者の方々は、今後の続報にも注目していてくださいね。
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