「音楽」という言葉には、音を楽しむという意味は無い! 教養の大切さを痛感しました!

日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。

 

週末は、オンラインでの学びの時間でもあります。

「音楽」という言葉には、音を楽しむという意味は無い! 教養の大切さを痛感しました!

昨日は、塾長仲間が集まっての探求授業の研究を行いました。

 

サンプルの授業として、国語の読解力講座でお世話になっている前島先生に講師をお願いし、「音楽と西洋史」をテーマにお話頂きました。

 

冒頭、いきなり、「音楽」という言葉には「音を楽しむ」なんて意味は無い!と力説されていました。

さすが国語のプロ。

 

「楽」という一文字で楽器を表しており、「音楽」という言葉は、自然の音、楽器の音の集合といったものを指しているようです。

 

時間が短く、音楽と世界史とのつながりについては深く聞くことができませんでしたが、音楽の持つ力が、歴史の中で大衆を扇動するのに使われていたことはよくわかりました。

 

また、前島先生は、マーラーの研究家としての一面も持っており、こんな本も出版されています。

オーケストラでマーラーの交響曲を演奏するときに使われるタイトルのほとんどは間違っていると切り捨てているのが面白かったですね。

 

 

私も、長年吹奏楽でトランペットを演奏しているので、楽曲が作られた背景を知ることはとても大切だと考えています。

 

こちらは、演奏する曲に使われている賛美歌について調べてみたときの記事です。

 

 

こういった、直接勉強には関係ないけど幅広い知識を持っていると、俗に「教養がある」なんて言い方をされます。

 

ただ、本物の教養がしっかり身についていれば、国語の読解問題も、社会の時事問題も解けるようになりますし、東大入試にも役立ちます。

 

一緒に聞いていた塾長仲間と終わった後、オンラインでディスカッションをしました。

 

そんな中の一人、一柳先生が「探求授業は、受験に役立たないという考えがあるかもしれないが、上位の高校や大学、東大などの受験問題には、探求授業でよく取り上げられるSDG’s関連の問題が多く出題されていますよ」と。

 

つまり、探求授業などを通して身に着けた教養は、受験でも大いに役立つんですよね。

 

この一柳先生が「教養体育教師」としてマッスル・インテリジェンスをグイグイ鍛えてくれるYoutubeチャンネルがあります。

 

例えばこの回は、高校入試の問題の先に東大の問題にもつながっていることを教えてくれています。

キーワードは、SDGsのテーマの一つ「再生可能エネルギー」について。

 

こういった問題は、教科書や問題集だけの範囲を勉強するだけでは解くのが難しいけど、社会に興味を持って、いろいろな知識を教養として身に着けていると、簡単に解ける問題だったりしますからね。

 

生徒たちにも、こうした幅広い分野に興味を持ってほしいと思っているので、いろいろな仕掛けを使って、興味を持ってもらえるようにしていきたいと思っています。

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