愛知県より、令和4年度 第1回目の進路希望調査結果が発表されました!公立離れがどんどん進んでいます!
日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。
今朝の新聞に進路希望調査の結果が掲載されていましたね。
目次
愛知県より、令和4年度 第1回目の進路希望調査結果が発表されました!
毎年この時期になると、夏休み明け(9/10)に中3生から集計した進路希望調査の結果が愛知県より纏められて発表され、新聞にも掲載されます。
こちらから、オリジナルのデータを参照いただけます。
この時期の希望調査の結果は、夏休み中の模試の結果や、学校で行われた実力テストの結果などが出る前の調査なので、生徒たちも、素直に行きたい高校を書いていますね。
そのため、人気/不人気の高校の倍率の差が大きいのが特徴です。
これが、第2回以降になると、かなり志願する高校に近いものになるので、倍率の参考になるのですが、今回の結果は、正直倍率については、あまり参考にならないと思っています。
ただ、これを5年分並べてみると、一つの流れが見えてきますね。
公立高校希望者は5年で4,586人減少、私立高校希望者は5年で2,672人増加!
H30年 | R1年 | R2年 | R3年 | R4年 | |
中学卒業見込み | 70,147人 | 69,631人 | 67,385人 | 69,680人 | 70,083人 |
公立希望 | 53,434人 | 52,306人 | 48,771人 | 49,296人 | 48,848人 |
私立希望 | 10,171人 | 10,473人 | 11,840人 | 12,806人 | 12,843人 |
通信制希望 | 636人 | 715人 | 958人 | 1,395人 | 1,755人 |
こちらは、過去5年間の第1回進路希望調査の結果をまとめたものです。
R2年度が中学卒業見込み者数が少なく、これ以降、人数が増加に転じているのにもかかわらず、1回目から公立高校を希望する人が減少し、私立高校を希望する人が増加しています。
中学卒業見込み者がほぼ同数のH30年(どちらも約7万人)で比較すると、この5年間で公立志望者が4,586人減少したのに対し、私立高校志望者が2,672人増えています。
また、通信制を最初から希望する生徒が、5年前に比べ3倍近く増えているのも大きな特徴です。
つまり、学力や、経済的な理由等がないこのタイミングで、公立高校を希望する生徒が減ってきて、私立や通信制を希望する生徒がどんどん増えているという事です。
わかりやすいようにグラフにしてみました。
5年前と比べると、公立高校希望者が減っており、どんどん私立希望者、通信制希望者が増えているのがよくわかると思います。
私立高校が人気になっているのに加え、このタイミングで通信制を選ぶ生徒が大きく伸びているを改めて確認できました。
公立王国の愛知県にあっても、私立高校や通信制高校といった多様性への流れを止めることができなくなってきているという事なんでしょうね。
しかも、第1回目の結果でこの数字なので、より実態に近い第2回では、さらに、公立離れが加速すると思われます。
更に2学期の成績で私立、公立の推薦が決まるようになった今年からは、私立高校向けの推薦を取るのが難しくなってくることも予想されます。
今のタイミングで私立高校を希望する生徒は、基本推薦をもらうことが前提だと思うので、来月の期末テストでしっかり結果を残し、希望する高校への推薦をGETできるよう、テストに集中しましょうね!
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