日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室　塾長の西尾です。

 

今朝の新聞に進路希望調査の結果が掲載されていましたね。

愛知県より、令和4年度　第１回目の進路希望調査結果が発表されました！

毎年この時期になると、夏休み明け(9/10)に中３生から集計した進路希望調査の結果が愛知県より纏められて発表され、新聞にも掲載されます。

こちらから、オリジナルのデータを参照いただけます。

 

 

 

 

この時期の希望調査の結果は、夏休み中の模試の結果や、学校で行われた実力テストの結果などが出る前の調査なので、生徒たちも、素直に行きたい高校を書いていますね。

そのため、人気/不人気の高校の倍率の差が大きいのが特徴です。

 

これが、第２回以降になると、かなり志願する高校に近いものになるので、倍率の参考になるのですが、今回の結果は、正直倍率については、あまり参考にならないと思っています。

 

ただ、これを５年分並べてみると、一つの流れが見えてきますね。

 

公立高校希望者は５年で４,586人減少、私立高校希望者は５年で2,672人増加！

	R1年	R2年	R3年	R４年	R５年
中学卒業見込み	69,631人	67,385人	69,680人	70,083人	69,692人
公立希望	52,306人 75.1%	48,771人 72.4%	49,296人 70.7%	48,848人 69.7%	49,085人 70.4%
私立希望	10,473人 15.0%	11,840人 17.6%	12,806人 18.4%	12,843人 18.3%	12,088人 17.3%
通信制希望	715人 1.0%	958人 1.4%	1,395人 2.0%	1,755人 2.5%	1,964人 2.8%

 

こちらは、過去５年間の第１回進路希望調査の結果をまとめたものです。

R2年度が中学卒業見込み者数が少なく、これ以降、人数が増加に転じているのにもかかわらず、１回目から公立高校を希望する人が減少し、私立高校を希望する人が増加しています。

この流れが、今年は、止まったように見えますね。

ただ、全体で見るとこの数字なのですが、個々の学校ごとで見ると、人気/不人気の差がどんどん広がっているのがわかります。

 

 

原因は明らかで、昨年行われた公立入試改革で、入試日程が前倒しになり、公立離れの原因の一つであった、日程問題が解決されたことです。

とは言っても、あれだけの大きな変化で、わずか0.7％しか上昇していないのは、効果があまり感じられていないのかもしれませんね。

 

この先も、公立離れが止まるのか、それとも、今回の改革も焼け石に水で、このまま公立離れが加速していくのか・・・

 

また、私立希望者が1％ほど減ったのに対し、公立希望者が0.7％増、通信制希望者が0.3％増と、私立ではなく公立という生徒の他に、私立ではなく通信を選んだ生徒も増えているのがわかります。

 

通信制高校の認知度がどんどん高まり、学びの多様性が実現されている様子が伺えますね。

 

 

 

更に昨年から、2学期の成績で私立、公立の推薦が決まるようになったので、私立高校向けの推薦希望者だけでなく、公立推薦希望者も2学期の期末で必死になってくださいね！

 

今のタイミングで私立高校を希望する生徒は、基本推薦をもらうことが前提だと思うので、来月の期末テストでしっかり結果を残し、希望する高校への推薦をGETできるよう、テストに集中しましょう！

 

 

 

 

 

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