年々複雑化する大学入試、どんな形態があるかまとめてみました。

日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。

 

大学入試についての解説です。

目次

年々複雑化する大学入試、どんな形態があるかまとめてみました。

令和5年度「大学入学者選抜の実態の把握及び分析等に関する調査研究」(文科省HPより)

 

こちらのグラフは、R5年の大学入試において、入学した生徒がどんな入試形態で大学に入学したかを表したグラフになります。

 

見てわかるとおり、国公立・私立あわせた全体で、年明け1月の共通テスト~2月の私立一般入試、3月の二次試験、いわゆる一般入試を受験して入学した大学生は全体の半数以下、私立大学に至っては40%程度と、少数派となっています。

 

また、国立大・公立大においても、一般入試以外の入試を利用して入学する生徒が年々増えてきています。

 

当塾でも、今春愛知県立大学に合格した生徒は、共通テストが不要な学校推薦型選抜(小論文&面接のみ)の入試で12月に合格しましたし、私立大(APU、名城大)も、おのおの、総合型選抜による入試を経て入学しています。

 

では、一般入試以外のいわゆる年内入試にはどんな形態があるのでしょうか。

 

年内入試は、大きく分けて、学校推薦型選抜と総合型選抜(旧AO入試)の二つにわかれます。

令和5年度「大学入学者選抜の実態の把握及び分析等に関する調査研究」(文科省HPより)

こちらは、学校推薦型の種類を表すグラフになります。

 

国立大学は高校を限定せず、広く公募しており、受験生としては高校の学校長の推薦さえもらえたらどんな地域からでも応募できる「公募制」が主になります。

公立大学は、この公募制に加え、愛知県なら、県内の高校生が、名古屋市立大学であれば、名古屋市立の高校生限定で受験が可能な「指定校推薦」も実施されます。

 

上記の国公立大の学校推薦型選抜(公募・指定校)は共通テストの学力試験を課すケースが多いのですが、一部公立大などは、小論文&面接のみで合否を決める大学もありますね。

 

 

一方私立大学の場合は、大学が指定する高校(付属校も含む)からしか応募できない指定校推薦入試がほとんどになります。

大学から指定された高校には、応募可能な人数も決められているため、学校内の順位(主に評定平均の順位)の高い順に応募が可能となるケースが多いですね。

なので、評定平均を高く維持することが大切であり、しかも評定平均は高1の成績から加算されるので、入学直後から、定期テストをしっかり頑張る必要があります。

 

総合型選抜は、高大接続型、小論文型、探求型、基礎学力テスト型、資格取得型、活動実績型など多岐にわたります!

年内入試のもう一つが総合型選抜(旧AO入試)です。

 

ずいぶん昔に、一芸入試などが話題になったので、そうした何か特技がないと受験できないという誤解がまだ広まったままだったりしますが、今の総合型選抜は、いろいろなタイプの入試があるので、自分にあった入試形態を選んで挑戦できます。

 

この総合型選抜は、基本大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)と、生徒側が求める将来像の一致がとても大切な入試なので、大学で何が学べるか、それが自分にとってどんな意味があるかをしっかり志望動機や面接などで自己表現できる能力が問われます。

 

主な入試形態は以下の通りです。

 

高大接続型・・・大学の授業を実際に受けてみて、レベルや内容が自分にあっているか確認できる入試です。
授業を受けた後の課題レポートや、その後の面接や口頭試問などで合否を決定します。

小論文型・・・ 小論文で考える力や言語化能力、論理的思考力が問われます。

探求型・・・  これまでの高校まで行ってきた探求による学びを大学でどう深めていきたいかが問われます。

基礎学力型・・・一般入試より一段易しい基礎学力テスト+志望動機+面接での合否を決定します。

資格取得型・・・英検やその他の資格を持っていること+志望動機+面接での合否を決定します。

活動実績型・・・高校までの部活や外部での活動実績+志望動機+面接での合否を決定します。

 

 

それぞれ、必要な実績なり資格なりが違ったりするので、大学の入試要項をしっかり読み込んで、自分にあった入試形態を選ぶことが大切です。

入試要項を読み込むのが難しい場合は、お世話になっている塾や学校の進路指導の先生に相談してみるのがいいと思います。

 

これだけ多岐にわたる大学入試を正しく理解し、自分にあった入試形態をできれば、高2~高3夏までに決めておきたいですね!

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