AIから教わるのではなく、AIに数学を教えています。「AIに教えることで学ぶ」ユニークな利用法です!
日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。
数学の苦手なAIを生徒が教えています(笑)
AIから教わるのではなく、AIに数学を教えています。「AIに教えることで学ぶ」ユニークな利用法です!
先日発表されたChatGPT-4o、いろいろな部分で進化を遂げていますが、その中で、まだまだだと感じるのが、「数学」です。
以前、共通テストをいろいろなAIに解かせて見て、どれくらいの得点が取れるのかという記事がありました。
他のAIソフトに圧勝しているのが、ChatGPT-4ですが、それでも、数学1A、2Bでは、受験者の平均点を上回ることが出来ませんでした。
逆に、それ以外はかなりの成績で、5教科7科目平均で66%って、このあたりだと、国立の愛教大とか公立の愛知県立大に挑戦できるレベルですからね
そう、この得点の取り方って、国公立の文系挑戦者が、英語や世界史は得意だけど、苦手の数学をなんと頑張ったって感じの数字に近いです。
これは、新しくなったChatGPT-4oでもあまり変わっておらず。数学は苦手なんですよね。
高校1年生がちょうどテスト中で、頑張って数Aを理解していたので、ChatGPT-4oと生徒に、同じ問題を解いてもらいました。
辞書式に並べ替えた時、何番目に来るかという問題で、当初生徒が理解するのに手間取っていた形式の問題でした。
自分が理解しづらかったから、AIも困るかもって思って出したみたいです。
当初、生徒も、計算ミスをして間違えたのですが、考え方はあっていたので、すぐに正解にたどり着けたし、解き方の説明もバッチリでした!
しかし、AIは、ホントこの手の問題が苦手なんですよね。
生徒が、ChatGPTに対し、どこで間違えているかを指摘すると、「すみません、誤りでした」と言って訂正しようとしますが、また同じところで間違えます。
そう、ChatGPTは、言葉を生成するAIなので、数学の理論を理解しているわけでは無いんですよね。
(それでも、大学入試テストで4~5割取れるのは凄いですがw)
AIとこうした会話を通じて、生徒は、
・AIが、常に正しいわけではないこと
・AI相手に数学を教えることで、自分の理解が深まる。
という貴重な経験をすることができました。
これからの時代、ICTの活用だけでなく、こうしたAIの利用も避けては通れない流れです。
AIとの上手な付き合い方をこうやって模索するのもいい経験ですね。
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