ビリギャルこと小林さやかさんの講演『元から地頭が良かったから?ビリギャル真っ向反論』
日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。
今日は、ビリギャルの小林さやかさんの講演でした。
目次
ビリギャルこと小林さやかさんの講演『元から地頭が良かったから?ビリギャル真っ向反論』
保護者面談が続いていますが、今日は、午前中、ビリギャルこと、小林さやかさんの講演を聴きました。
現在アメリカのコロンビア教育大学院に留学中の彼女ですが、すでに学校が長い夏休みに入っており、その間、ヨーロッパをリュック1つで一人旅しながら、いろいろな教育現場や、教育関係者のお話を聞き回っています。
ヨーロッパに付いてすぐの頃、SNS上でさやかさんが、「ヨーロッパであっておいたほうがいい人がいたら教えてください!」って発言されていました。
そこで、以前Zoomでお話を聞いたことがある、オランダに住む三島さんにぜひ会ってみてください!ってご紹介させていただきました!
三島さんとは、リアルにお会いしたことはなく、たった一度、Zoomでのセミナーを一度聞かせていただいただけの薄い関係ですが(笑)、図々しくメッセージさせていただきました。
だって、日本の教育を本気で考えてるさやかさんには、オランダの教育現場を見ておいて欲しかったし。
お二人の間でメッセンジャーの橋渡しをさせていただいたら、あっという間に繋がって、早速オランダに行っていました(笑)
その時の三島さんのNoteがこれ。
そんなさやかさん、今は北欧のヘルシンキにいました。
こちらは昼の11時からのセミナーでしたが、現地時間は、朝5時!
遠くヘルシンキから、朝早くなのにテンション高くお話をいただきました!
さやかさんのセミナーを聞くのは、今回が4回目!
最初にさやかさんの講演を聴いたのは、2014年11月、今から9年前です。
塾向けの教材会社さんのセミナーのゲストスピーカーとして登壇されてて、講演をするのが初めてとおっしゃってて、とても緊張しながらお話をしていたのを覚えています。
その時の記念にもらったサインがこちら。
そして、2度目は、2017年の11月、今から6年前ですね。
この時には、おかあさんのあーちゃんともお話させていただくことができました。
こんなころから、さやかさんは、日本全国を飛び回って自分の体験を語る講演活動をするようになっていましたね。
最初に聞いたときにくらべて、とってもお話が上手になっていました。
そして、3回目の講演は、塾で保護者さんと一緒にオンラインで受講しました!
そして、3年ぶりに、今回4回目のセミナー受講となります!
『元から地頭が良かったから?ビリギャル真っ向反論』
慶応に受かってから、周りからずっと言われ続けたのが、「もとから地頭がよかったからでしょ?」だったそうです。
合格する前は、ずっと「頭の悪い子」って言われ続けてたのに、合格した瞬間からみんな手のひらを返したように、「地頭が良かったからだ」って言うようになったって。
特に、私の同業である、塾の先生たちからも、よくそういった話を聴きました。
特に、本も読まず、映画も見ず、なんの根拠もなく言ってる方が多かったのがとっても残念でしたね。
今回のセミナーでは、冒頭、そうしたお話からはじまりました。
冒頭、さやかさんが伝えたかったメッセージはこれ!
「やってみなきゃわかんないっしょ!」
地頭がいいかわるいか、成績が伸びるか伸びないか、受験に受かるか受からないか。
正直やってみるまでわかりません。
最初から、あの子は・・・って決めつけることの残念さがしっかりつたわってきました。
そして、前回もお話いただいた、挑戦に必要なもの5つ!
○○で空いているキーワードは、こちらです。
①「ワクワクする」目標を設定する
勉強しなさいで勉強する子どもはいない。
ワクワクする目標があると、子どもは自発的に学ぶようになります。
②根拠のない自信を持つ
やってみなきゃわかんないっしょ!
③戦略を立てる
相手を知る、近道する。
過去問とじっくり向き合って、戦略を練ろう
成績は一本調子で上がらない停滞時期があることを知っておこう
④成功者のメンタルをつくる(メンタルが9割!)
自己成就予言を使おう(私、慶應に行きます!って映画「ビリギャル」でも使われてましたね!)
目標を宣言することで、退路を断ち、どうやって実現するかにフォーカスできます。
⑤モチベーションが下がる環境を避けて
ピグマリオン効果(期待を込めれば人は伸びる)に囲まれるように。
ゴーレム効果(ネガティブな声がけは成果が下がります)からは、逃げましょう
大学院での学びの成果も加えられていましたね。
コロンビア大学で学習科学や認知科学を学んでいるさやかさん。
早速、今日のスライドの中にも、その学びが生かされていました。
期待値・価値理論という、心理学の世界で、やる気がどのように生まれたり上がったり落ち込んだりするのかを説明する理論の一つです。
動機づけは『期待』と『価値』の積で決まるというもので、取り組むべき課題にどんな「価値」があり、それを自分が達成できるかどうかの「期待値」として示し、その2つがともに大きいとき、やる気が大きくなるというものです。
さやかさんの場合、中学受験の成功体験があり、自分が本気出して頑張ったら、大体の物はなんとか成功できるという根拠のない自信があったそうです。
それが、大きな「期待値」となり、慶応大学に入ったら、イケメンといっぱい知り合いになれる!という「価値」との積が大きく、やる気を持続できたとのこと。
そういった意味で、今の子には自分で頑張って突破した成功体験が少ないと感じており、まず、成績アップなどの小さな成功体験をすることが必要で、その結果、次第に大きな挑戦にも、根拠もなく挑戦できるようになっていけるのだなと感じました。
夏期講習では、成績アップという成功体験を積ませてあげられるよう、生徒たちが挑戦する演習のレベルなどにも気を配っていきたいと思います。
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