中学1年生の英語は、まずローマ字読みを忘れることが大切です!
日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。
今日は、中学で初めて英語に触れる生徒へのお話です。
目次
男の子にとってローマ字は身近な「暗号」なんですよね
小学校までに、習い事などで英語に触れていない生徒が中学に入って悩むのが英語の読み方です。
小学校で英語が教えられるようになり、今年からは教科になりますが、残念ながら、小学校は耳で聞いてそれを真似することが多く、中学に入って初めて書かれている英語と向き合うようになります。
その際、男の子に多いのが「ローマ字」の読み方で無理やり読もうとするケースです。
name を「ナメ」と読んでみたり、makeを「マケ」と読んだり。
ケーキを英語で書くと、ケで始まるから k で始まるな~と「keki」と書いてみたり。
実は、男の子にとってローマ字は、一種の暗号のように感じます。
日本語を全てローマ字に変えて書いてみて、なんだか暗号を使えるようになった気分になったりします。
そういった経験を持っている男の子ほど、中学に入ってからの英語の書き取り、発音で英語が嫌いになっていきます。
中学1年生の英語は、まずローマ字読みを忘れることが大切です!
英会話教室などでは教えているけど、学校ではほとんど教えていないものに、「フォニックス」という英語の読み方があります。
英単語の読み方の規則のようなもので、フォニックスをマスターすれば、初見の英単語も、7割程度は読めるといわれています。
このフォニックスの読み方をするのに邪魔になるのが、ローマ字読みなんですね。
日本語は、子音と母音がセットですが、英語では、子音が続いたり、子音だけで終わったりする単語が多くあるので、ローマ字の読み方では読めません。
で、読み方がわからず、読まない、発音しないという方向に逃げてしまいます。
逆に書く場合、音を頼りにカタカナに直してそれをローマ字で表記しようとするので、全く覚えられません。
ただ、残念なことに、中学では、フォニックスを教える先生はごくわずかしかおらず、ほとんどの先生は、「一つ一つ単語ごとの発音を覚えなさい」と言って、英語の読み方のルールを教えてはくれません。
どうしても例外が多いので、ルールを教えたからと言って全部がその通りではなく、結局これは、フォニックスで読めるけど、これは例外でってやるのが大変になるというのが先生側の言い分だそうです。
女の子の多くは、「そういうもの」だからと言われると、そんなものかと納得して素直に覚えようとしますが、多くの男の子は、なぜそう読むのか理由が知りたいと思い、それが教えてもらえないからイライラして、結局英語が嫌いになってしまうパターンが多いようです。
そんな時に見てほしいのが、1年生の英語の後ろのほう、P.148です。
ここに記載してあるのは、フォニックスとは書いてありませんが、中身はフォニックスそのものです。
アルファベット一つ一つにローマ字の時とは違う固有の読み方があること、それも1通りだけではなく2つ以上読み方がある文字があること。
特に母音は、最後が “e” で終わる単語の場合、アルファベットの読み方に戻ること。(マジックE)
このページのルールを読んで、ローマ字とは違うんだ、英語は全く違う読み方をするんだ、それには、ある程度ルールはあるんだと思えると、男の子も、自分でルールを探したりしながら、楽しんで英単語の詠み方を覚えたり、スペルを覚えられるようになっていきます。
セルモでは、小学校の間に、基本的なフォニックスでの読み方を覚えてもらいます
小学校、中学校では、フォニックスを教えてもらえる機会が少ないので、セルモでは、独自に基本となるフォニックスの読み方を教えています。
アルファベットを見たとき、基本はこの音で読むんだとわかるだけでもずいぶん違いますね。
学校が再開し、中学1年生は、これから英語の授業が始まってきます。
今年の先生は、フォニックスを教えてくれるといいのですが・・・
もし、発音の話が少なかったときは、教科書のP.148を見て、読み方を勉強しておきましょう!
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