R6年 愛知県の公立高校 推薦入試の合格者数や合格率は?そして倍率ランキングは?
当塾の塾長が送る入試情報です!
令和6年2月6日に実施された今年の公立高校普通科の推薦入試合格率を集計してみました。
愛知県から発表された資料はこちら。
令和5年度入試から、推薦入試が先に行われ、合格発表も1ヶ月も早まることから、志願者が大幅に増えました!
令和6年度は昨年に比べ、どうだったか、人気校に変化はあったのか?
目次
令和6年度愛知県公立高校入試(名古屋市・尾張地区)の普通科の推薦入試合格率を集計しました!
令和6年2月6日に実施された今年の公立高校普通科の推薦入試の合格者数、合格率を集計してみました。
愛知県から発表された資料はこちら。
昨年の、令和5年度入試から入試制度が変更され、推薦入試が一般入試より約2週間先に行われ、合格発表も1ヶ月も早まることから、志願者が大幅に増えました!
今年は、昨年ほどではないですが、推薦入試のメリットの理解が広がったためか、多くの学校で、志願者が増えています。
この志願者増が、合格者数や合格率にどの程度影響をあたえたのか?
そして、来年以降、公立高校の推薦を検討されている生徒・保護者の皆さんは、実際推薦でどれくらい合格しているんだろう?って知りたいと思います。
そこで、令和6年度の愛知県(名古屋市・尾張地区)の公立高校 普通科の推薦入試の合格者、そして志願者の中でどのくらい合格できたかがわかる合格率を集計してみました。
昨年と比較すると合格率50%以下が12校→14校へ増加、90%超の学校は25校で変化なしでした。
推薦入試で倍率が高い(合格率が低い)のは14校と、昨年の12校から2校増えました。
そして、殆どの生徒が合格する合格率90%超の学校は25校と、こちらは昨年とかわりがなかったですね。
昨年の大幅な増加に比べたら、今年は微増といった感じです。
昨年倍率が高かった高校は、志願者がへり、逆に昨年倍率が低かった高校は倍率が上がるという減少が、以下の昨年との比較の記事を見ればよく分かると思います。
合格率50%未満(倍率2倍超え)の上位14校はランキングはこちら
今年の推薦倍率TOP14校(いずれも、合格率50%未満、倍率2倍超え)の学校はこちらです!
倍率 順位 |
学校名 | 志願 者数 |
合格 者数 |
合格 率 |
推薦 倍率 |
1 | 市立向陽 | 149 | 34 | 22.8% | 4.38 |
2 | 一宮 | 127 | 32 | 25.2% | 3.97 |
3 | 市立菊里 | 105 | 32 | 30.5% | 3.28 |
4 | 千種 | 104 | 32 | 30.8% | 3.25 |
5 | 瑞陵 | 125 | 39 | 31.2% | 3.21 |
6 | 旭丘 | 110 | 36 | 32.7% | 3.06 |
7 | 明和 | 106 | 36 | 34.0% | 2.94 |
8 | 市立桜台 | 140 | 53 | 37.9% | 2.64 |
9 | 熱 田 | 128 | 50 | 39.1% | 2.56 |
10 | 旭野 | 133 | 54 | 40.6% | 2.46 |
11 | 江 南 | 119 | 49 | 41.2% | 2.43 |
12 | 松 蔭 | 126 | 53 | 42.1% | 2.38 |
13 | 名古屋西 | 115 | 54 | 47.0% | 2.13 |
14 | 一宮興道 | 130 | 64 | 49.2% | 2.03 |
高校別の具体的な志願者数、合格者数、合格率は以下の表のとおりです。
まずは、Aグループの普通科高校です。
定員は、募集人員の10%程度~15%程度が基本です。
上位の学校は、この10%程度の数字で合格者を絞っていますが、中位の普通科は、15%程度から多いと20%程度まで合格させていますね。
そのため、多くの学校で、志願者が増えたものの合格率は90~100%とかなり高いままになりました。
赤字は、合格率50%未満(倍率2倍超え)の高校。 青字は、合格率90%以上の高校になります。
令和6年度推薦入試(普通科Aグループ) | |||||
学校名 | 群 | 定員 | 志願者 | 合格者数 | 合格率 |
旭丘 | 尾張1 | 36~54 | 110 | 36 | 32.7% |
明和 | 尾張2 | 32~48 | 106 | 36 | 34.0% |
惟 信 | 尾張1 | 28~42 | 42 | 42 | 100.0% |
松 蔭 | 尾張共 | 36~54 | 126 | 53 | 42.1% |
昭 和 | 尾張1 | 36~54 | 70 | 41 | 58.6% |
熱 田 | 尾張1 | 32~48 | 128 | 50 | 39.1% |
名古屋南 | 尾張2 | 36~54 | 93 | 57 | 61.3% |
瀬戸西 | 尾張2 | 32~48 | 31 | 31 | 100.0% |
春日井 | 尾張2 | 32~48 | 107 | 64 | 59.8% |
春日井西 | 尾張2 | 28~42 | 32 | 32 | 100.0% |
高蔵寺 | 尾張2 | 32~48 | 57 | 49 | 86.0% |
豊 明 | 尾張1 | 24~36 | 48 | 48 | 100.0% |
日進西 | 尾張1 | 32~48 | 59 | 59 | 100.0% |
長久手 | 尾張2 | 32~48 | 56 | 53 | 94.6% |
江 南 | 尾張1 | 32~48 | 119 | 49 | 41.2% |
小牧 | 尾張1 | 28~42 | 49 | 49 | 100.0% |
新川 | 尾張2 | 32~48 | 60 | 60 | 100.0% |
一宮 | 尾張2 | 32~48 | 127 | 32 | 25.2% |
一宮北 | 尾張共 | 24~36 | 27 | 27 | 100.0% |
一宮南 | 尾張1 | 32~48 | 67 | 51 | 76.1% |
津島 | 尾張共 | 36~54 | 59 | 54 | 91.5% |
津島北 | 尾張2 | 8~12 | 3 | 3 | 100.0% |
稲沢緑風館 | 尾張共 | 12~18 | 5 | 5 | 100.0% |
市立向陽 | 尾張2 | 32~48 | 149 | 34 | 22.8% |
市立緑 | 尾張1 | 36~54 | 55 | 53 | 96.4% |
市立山田 | 尾張2 | 32~48 | 61 | 47 | 77.0% |
市立名東 | 尾張1 | 32~48 | 74 | 50 | 67.6% |
Bグループの普通科高校はこちら。
定員は、募集人員の10%程度~15%程度が基本です。
上位の学校は、この10%程度の数字で合格者を絞っていますが、中位の普通科は、15%程度から多いと20%程度まで合格させていますね。
そのため、多くの学校で、志願者が増えたものの合格率は90~100%とかなり高いままになりました。
赤字は、合格率50%未満(倍率2倍超え)の高校。 青字は、合格率90%以上の高校になります。
令和6年度推薦入試(普通科Bグループ) | |||||
学校名 | 群 | 推薦定員 | 推薦志願者 | 推薦合格者数 | 合格率 |
千種 | 尾張2 | 28~42 | 104 | 32 | 30.8% |
守山 | 尾張2 | 16~24 | 7 | 7 | 100.0% |
瑞陵 | 尾張2 | 28~42 | 125 | 39 | 31.2% |
名古屋西 | 尾張1 | 36~54 | 115 | 54 | 47.0% |
中村 | 尾張1 | 36~54 | 66 | 59 | 89.4% |
鳴海 | 尾張1 | 36~54 | 117 | 72 | 61.5% |
天白 | 尾張1 | 40~60 | 68 | 60 | 88.2% |
瀬戸 | 尾張2 | 20~30 | 18 | 18 | 100.0% |
春日井東 | 尾張共 | 16~24 | 11 | 11 | 100.0% |
春日井南 | 尾張2 | 36~54 | 99 | 71 | 71.7% |
旭野 | 尾張2 | 36~54 | 133 | 54 | 40.6% |
日進 | 尾張1 | 12~18 | 6 | 6 | 100.0% |
東郷 | 尾張1 | 24~36 | 35 | 35 | 100.0% |
犬山 | 尾張共 | 24~36 | 42 | 42 | 100.0% |
尾北 | 尾張1 | 24~36 | 85 | 48 | 56.5% |
小牧南 | 尾張共 | 28~42 | 18 | 18 | 100.0% |
西春 | 尾張2 | 32~48 | 86 | 64 | 74.4% |
丹羽 | 尾張1 | 28~42 | 31 | 31 | 100.0% |
一宮西 | 尾張1 | 32~48 | 87 | 64 | 73.6% |
一宮興道 | 尾張2 | 32~48 | 130 | 64 | 49.2% |
木曽川 | 尾張共 | 16~24 | 39 | 24 | 61.5% |
津島東 | 尾張2 | 24~36 | 25 | 25 | 100.0% |
美 和 | 尾張共 | 20~30 | 44 | 40 | 90.9% |
五 条 | 尾張2 | 32~48 | 29 | 29 | 100.0% |
市立菊里 | 尾張1 | 32~48 | 105 | 32 | 30.5% |
市立桜台 | 尾張2 | 32~48 | 140 | 53 | 37.9% |
市立北 | 尾張2 | 28~42 | 50 | 50 | 100.0% |
市立富田 | 尾張1 | 28~42 | 54 | 44 | 81.5% |
倍率は高くなり、チャレンジな高校も増えたが、権利があるなら推薦入試には挑戦すべきと考えます!
上記の通り、昨年に比べ志願者数が増え高校では合格率が下がりました。
それでもなお、推薦入試で合格できなかった場合は、2週間後に行われる一般入試で再度挑戦ができる事を考えると、倍率が高いからと推薦入試への志願を躊躇する必要はないかと思います。
すでに2学期の内申点が、その高校へ一般入試で合格するレベルより高く、推薦に必要な部活の実績や生徒会活動、資格の取得などがあるのであれば、迷わず推薦入試に挑戦しましょう!
そのためにまずは、自分の志望校の「推薦選抜実施要項」を確認し、条件のどれか1つに合致していれば、担任や進路指導の先生に、公立推薦について相談してみましょう。
2学期の内申が推薦基準に足りているようなら、推薦依願書を記入し、推薦して欲しいと学校に伝えることになります。
ただ、中学校によって、その高校に推薦するかどうかの内申点の基準が違うので、外部のデータはあくまで参考程度に考えてくださいね。
高校別の「推薦選抜実施要項」は、Googleで、” 〇〇高校(高校名) 令和6年度 推薦選抜実施要項 ”と検索すれば、志望校の推薦選抜実施要項が見つかると思います。
自分が推薦基準を満たしているか、推薦選抜実施要項を読んでもよくわからない時は、保護者の方や、学校の先生に相談してみましょう。
勝手に自分は推薦基準に足りないと判断してしまわないよう注意してくださいね!
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