第２回進路希望調査の結果が公開されました！公立高校志望者は10年で10％減の過去最低に！

日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室　塾長の西尾です。

先日、発表された、第2回の進路希望調査結果についてご紹介します。

今月初めに中学校に提出した、進路希望調査の回答が土曜の中日新聞に掲載されていましたね。

昨年にくらべ、公立高校への希望者は昨年の同調査との比較で1,163人も減っており、比率も過去最低の60.5％となりました。

逆に、私立高校希望者は1,463人も増えていますね。

この大きな変化は、コロナの影響で、早く進学先が決まってほしいという保護者さんの思いが数字となって現れた2020年の調査のとき以来の大きな変化です。

これは、明らかに、私立高校の無償化の影響でしょうね。

手元にあった、過去10年の公立高校・私立高校希望者の推移をグラフにしてみました。

10年前の2015年までは、中学校卒業見込み者の70％がこの12月の時期でも公立高校への進学を希望していました。

しかし、10年たって今年は、その割合が10％も下落し60.5％となっています。

逆に私立高校は、私立高校無償化の年収制限枠が大きく緩和された2020年に一気に23％台に上がりました。

この2020年は、コロナの影響が一番強かった年でもあり、多くの保護者が早く進路が決まったほうがいいとの思いから積極的に私学を選ぶご家庭が増えたと感じています。

その後、私立高校を積極的に選ぶのが数字から見ると少し落ち着いてきた感があったのですが、今年の私立高校無償化の拡大が保護者に響いたのか、今年は大幅に私立高校を積極的に選ぶ層が増えてきたのだと思います。

例年お伝えしていますが。あくまで、11月末時点の調査結果なので、参考程度に考えて、あまり、倍率の高い低いに一喜一憂しないようにしましょう。

中学卒業見込者の進路希望調査結果（令和7年第２回）

2025年12月調査　第２回進路希望調査結果・日進名古屋近隣校抜粋バージョン(群共通校は１群掲載)

昨年の同時期の調査にくらべ、日進西高校だけ僅かに上がっているのを除きほとんどの高校で倍率が下がっていますね。

私立への希望者が増えた分、公立の倍率が下がった感じがします。

こちらも、例年高い倍率の公立高校で、昨年同時期より大きく倍率が下がっている感じです。

今年の定員変更については、こちらの記事を参照ください。
こちらの地区だと、松蔭高校、名古屋南高校、山田高校が定員を1クラス増やしています