第2回進路希望調査の結果が公開されました! 公立高校志望者が若干回復!?
日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾です。
本日、発表された、第2回の進路希望調査結果についてご紹介します。
目次
第2回進路希望調査の結果が公開されました! 公立高校志望者が若干回復!?
今月初めに中学校に提出した、進路希望調査の回答が今朝の中日新聞に掲載されていましたね。
昨年にくらべ、全日制の高校への進路希望者が525人も減る中、公立高校への希望者が逆に570人も増えていました。
率にすると1.1%の増加ですが、過去一貫して公立高校希望者が下がり続けてきた現状を考えると公立高校離れにも少しだけブレーキが掛かったようにみえます。
これは、昨年の入試制度改革で、公立入試の日程が2月22日に、公立高校の推薦入試が2月6日に終わるようにと前倒しになったことで、公立高校を選びやすくなったことと、昨今の景気状況で、学費の補助はあるものの、やはり私立より公立へ行って欲しいという家庭の事情も後押ししているのかもしれませんね。
手元にあった、過去9年の公立高校・私立高校希望者の推移をグラフにしてみました。
H28年までは、中学校卒業見込み者の70%がこの12月の時期でも公立高校への進学を希望していましたが、年々下降し、昨年は62.9%まで下がっていました。
逆に私立高校は、私立高校無償化の年収制限枠が大きく緩和された令和2年以降23%台をキープしていました。
それが、今年は、公立高校の希望者が増え、私立高校希望者が令和2年以前並まで減っているのがよくわかります。
この傾向が続くのか、それとも景気を反映しての一時的なものなのか、来年以降もしっかりウオッチしていきたいと思います。
例年お伝えしていますが。あくまで、11月末時点の調査結果なので、参考程度に考えて、あまり、倍率の高い低いに一喜一憂しないようにしましょう。
中学卒業見込者の進路希望調査結果(令和5年第2回)
2021年12月調査 第2回進路希望調査結果・日進名古屋近隣校抜粋バージョン(群共通校は1群掲載)
1群Aグループ
高校名 | 1回倍率 | 今回倍率 | 昨年1回倍率 | 昨年2回倍率 | 昨年最終倍率 |
向陽高校 | 2.77 | 2.22 | 3.13 | 2.37 | 2.24 |
松蔭高校 | 4.13 | 3.44 | 3.74 | 2.96 | 2.58 |
昭和高校 | 2.65 | 2.53 | 2.56 | 2.47 | 2.38 |
名東高校 | 3.54 | 3.00 | 3.03 | 2.40 | 2.28 |
熱田高校 | 4.27 | 3.06 | 4.36 | 3.78 | 3.81 |
日進西高校 | 1.91 | 1.81 | 2.03 | 1.83 | 1.94 |
豊明高校 | 1.56 | 1.81 | 1.50 | 1.55 | 1.64 |
昨年人気で、最終倍率も高かった熱田高校は、少し倍率が落ち着き、かわりに、昨年落ち着いた松蔭高校に人気が戻ってきました。
日進西高校は、昨年並といった感じですね。
1群Bグループ
高校名 | 1回倍率 | 今回倍率 | 昨年1回倍率 | 昨年2回倍率 | 昨年最終倍率 |
天白高校 | 3.45 | 2.89 | 3.52 | 2.95 | 3.08 |
名西高校 | 3.66 | 3.30 | 3.07 | 2.59 | 2.59 |
中村高校 | 2.94 | 2.57 | 3.30 | 2.76 | 2.49 |
東郷高校 | 1.73 | 1.63 | 2.04 | 1.97 | 1.89 |
日進高校 | 0.83 | 1.16 | 0.65 | 0.97 | 1.06 |
こちらも、昨年人気が落ち着いた名古屋西の人気が戻ってきています。
今年の定員変更については、こちらの記事を参照ください。
こちらの地区だと、中村高校が1クラス増え、豊明高校、愛知総合工科高校が定員を1クラス減らしています
専門学科(商業系・工業系)
高校名 | 1回倍率 | 今回倍率 | 昨年1回倍率 | 昨年2回倍率 | 昨年最終倍率 |
愛知総合工科 | 2.07 | 2.04 | 1.60 | 1.60 | 1.55 |
愛知商業 | 1.86 | 2.01 | 1.44 | 1.65 | 1.95 |
名古屋商業 | 1.68 | 1.86 | 1.77 | 1.89 | 1.82 |
若宮商業 | 1.79 | 1.96 | 1.94 | 2.16 | 3.60 |
専門学科は、ここ数年人気が少しづつ戻ってきているのを感じます。
特に、今年始めに取材にお伺いした愛知商業の人気が高いですね。
また、今年の定員を減らした愛知総合工科も倍率が上がっています。
以上です。気になったところに色をつけておきました。赤がUP、青がDOWNです。
全体をとおして、個々の高校別で見ると、大きな変動は無いですが、全体では公立離れが止まったように見えます。
何度も言いますが、あくまで現時点の参考値的な倍率です。
この結果に一喜一憂せず、今自分が何をしなければいけないかを考え、行動しましょう。
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