日進市で、主に日進西中学校の生徒を中心に、生徒みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、セルモ日進西小学校前教室　塾長の西尾です。

 

なんと、入試２週間前に入塾してくれた生徒がいました・・・

保護者からSOSのLINEが！　塾生じゃないお姉ちゃんについて緊急の相談依頼が・・・

２月に入ってすぐ、保護者からSOSのLINEが・・・

 

「受験生のお姉ちゃんの模試の結果が・・・」　とかなり焦った様子です。

 

３姉弟のうち、下二人の男の子をウチの塾で預かっており、一番上の中３生のお姉ちゃんは、別の塾に通っていました。

面談でも、話題の中心は、塾生の弟たちより、受験生のお姉ちゃんのお話が中心でしたね。

お母さんとしては、なんとなくうまく行っていないのは感じていたものの、絶賛反抗期中のお姉ちゃんは、お母さんの心配をよそにわが道をまっしぐら。

弟たちの通うセルモの話をすると、「絶対に弟たちの通っている塾になんて行くわけがない！」と意固地になるばかり・・・

 

 

そんな中、行きたくて、行きたくて、仕方がなかった私立高校への推薦がもらえず、仕方なく一般でチャレンジしたものの残念な結果に・・・

 

なんとか気持ちを切り替え、行ってみたいなと思える公立高校を決めたものの、１月に帰ってきた模試の結果がまさかの大幅ダウン・・・

一気に自信を喪失してしまって、プチパニックになっているようでした。

 

お母さんとしては、塾で本人を含め３者で相談したいけど、肝心の本人が、私の話を聞きたくないのなら塾に来ても時間の無駄になってしまうので、どう切り出そうかとお悩みだったので、

 

「セカンドオピニオンを聞きに行かない？」と誘ってみたらと提案してみたら、それなら誘えそうって。

 

普段なら意固地になるお姉ちゃんも、模試の結果が散々だったのでかなり弱気になっていたのか、セカンドオピニオンを聴けるのなら行きたいと積極的にセルモに来てくれることになりました。

入試２週間前に受験生が入塾！？　窮地に追い込まれて気付いた「考えること」の重要性！

入試まで２週間と数日という日曜日に３者面談を行いました。

メンタルがボロボロだったお姉ちゃん、涙をこらえきれず、号泣しながらの面談です。

 

でも、その面談を通じて、今から２週間と３日、何をすべきかを、過去のテスト結果などから、本人にしっかり考えてもらったところ、当日までのやるべきことが見えて安心できたのか、少しつづ前向きになってきたのを感じました。

 

そして、翌日の月曜から入試まで、わずか１７日間だけですが、セルモに、学校帰りから直接通塾し、塾が終わる１０時まで毎日６～７時間、ガッツリ自立学習を行ってもらうことに！

 

通常ならこのタイミングで受験生を引き受けるのは無謀ですが、幸いにも今年は全員推薦での合格が見えていたので、思い切って引き受けることにしました。

 

やらされる勉強から、自ら考え計画した勉強へ！

 

入塾後から、入試当日までの彼女の入退出記録です。

土日も、私の対応できる範囲で、塾を利用してもらったので、17日間のなかで9日間、ウチで頑張ってくれました。

 

この48時間、何をすべきかは、基本全部彼女に考えてもらいました。

もちろん、いきなり丸投げでは難しいので、何を伸ばしたいのか、どの分野で得点を取れるようにしたいのか、そのためにどんな教材を使うべきかなど、こちらからの問に答えてもらう中で自分自身で気づいてもらっていましたね。

 

この、自分で気づいたものを自分でやるっていうのがとても大事だと思っています。

 

やらされている、あたえられている勉強だと、それが本当に今の自分に必要な勉強なのかどうか、考えなくなりますし、なんか違うな～って思ってしまうと、学びに集中できなくなってしまったりしますからね。

 

もちろん、この時期なので、自分の学びが得点につながっているかの確認も大切です。

過去問だけでなく、今年からのマークシートにも順応できるよう、塾にあるマークシート形式の模擬試験にも挑戦してもらいました。

 

そして、なにより、入試本番で集中力が切れなくなるために、長時間勉強を続ける「勉強体力」をつけてもらうことも大切です。

初日に初めて7時間近く塾で自習をしたときは、帰り際は、もうヘロヘロでしたからね。

長時間勉強し続けるという経験が少なすぎると、入試当日、緊張した中で5教科のテストの最後まで集中が続かないということにもなりかねません。

この点も、毎日塾で5時間前後の勉強を続けたことで、かなり勉強体力も鍛えられたと言ってくれました。

 

そしていよいよ入試当日！　自己採点に塾にきてくれるか！？

入試当日は、私も塾で問題解説を作るため、友人の塾長が情報公開制度を利用して試験終了後すぐに入手した試験問題と解答を送ってもらっています。

これがあるので、入試当日に塾に立ち寄ってもらえたら、その場で自己採点が可能でした。

 

ただ、あまり手応えがなかったときには、わざわざ塾に来なくてもいいよと。

その時は、翌日の新聞でゆっくり自己採点してねと伝えてありました。

 

 

そして試験当日、17:30に彼女は塾に現れました。それも笑顔で！

 

そして、自己採点を始めていくと、どんどんとテンションが上っていきます！

 

結果、模試や過去問、模擬試験などで取ったことのない、目標点を10点以上上回るような最高の得点でした！

 

もともと、内申点は十分にあったので、当日点がこの点なら、マークミスでもしていない限りほぼ合格間違いなしだと確信しました！

 

おめでとう！　昨日無事合格通知を手にしました！

昨日は、公立高校の合格発表でしたね。

 

事前に受験番号を聞いていたので、合格は確信していたものの、念のためWebで番号があるのを確認し、ホット一息です。

 

ま、彼女の中では、どん底だった2月の頭から、ホント死ぬ気でがんばったこの2週間を経ての合格発表だったので、喜びもひとしおだったとおもいます。

 

不安しかなかった２週間前からよくここまで頑張ってくれました。

正直、この２週間、私は何もしていません（笑）

全て彼女が考え、行動しただけです。

 

でも、その自分で考え行動することができたことが、とっても大きな変化につながったのだと思います。

 

そして、自ら動けるようになった娘をあたたかく見守ってくれ、この２週間、お忙しい中、塾にお弁当を届けてくれ、送り迎えをし、体調管理に最大限努力していただいたお母さん。

本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

 

見事な二人三脚で、ラスト２週間のロングスパートを全力疾走で走りきってくれました！

 

 

お疲れ様でした。そして、本当におめでとうございます！

 

 

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